ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古 洋裁作品をUPしています。 他に旅行記や闘病記なども。

'15年 秋の奈良旅行

’15年秋の奈良旅行 3日目 10月31日 ならまち

昨夜、友人と「るろうに剣心」の京都大火編をテレビで見ていた。
夏に旅行した、山形の「文翔館」のシーンが出るや、
「ねっ、ね。あそこの場所でしょ」と大いに盛り上がりました。
やっぱり、ミーハーでしたわ。

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さて、さて。本日の朝食も洋朝食を。
パセリが入ったフワトロのオムレツにハムを頼みました。

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肉厚のホットケーキをチョイス。
このほかに、トーストとシナモントーストがあるのですが、
今回は、ホットケーキに。
前回の旅行ではシナモントーストが絶品って書いたっけ。

ゆっくり朝食を食べた後、ゆっくり ならまち 散歩に行くことに決定。
ならまち散歩と言え、ほとんどは買い付けと呼ばれる買い物なんですが。

チェックアウトした後、ティーラウンジでお茶を。
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久しぶりにマンゴージュースを飲みました。
トロトロで美味しいです。

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こちらの風景が大好きで、前回も写真に収めました。
ほどなく、店内が混みあってきましたので、席を立ち、
裏手にある、ならまち散歩へ。

今回は、通ったところがない道を選ぶように歩きました。

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看板に惹かれて入ってみれば、江戸時代から伝わる、
実際に触って遊べる博物館がありました。

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回し方がちょっと難しい、音が鳴る独楽にも挑戦。

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昔流行った、影絵遊びを人形を使って説明してくれたり、
小さな博物館でしたが、案外楽しくてビックリ。

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欄間もお茶の道具だったり、建物を楽しむこともできました。

小さな雑貨屋さんや、セレクトショップを巡り、
そろそろお土産を買って帰りましょうか、と思っていたところ、
町屋を公開している建物に出合いました。
去年までは無かった「奈良町にぎわいの家」
普通のお宅だったような気がしたのだが、資料館になっており、
早速中を見せていただいた。

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玄関先にある、花の薬玉っぽいのがとても素敵でした。

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間口は狭かったが、奥に長い本当に町屋らしい建物。
「おくどさん」があり、おくどさん体験できます という張り紙が。
いいなぁ、やってみたいな。

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素敵な風景。
こんな風景がたまらなく好きだ。

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最初は家回りから見て、座敷に上がらせてもらうと、
とてつもなく贅沢な床の間を発見。
左手に見える穴だらけの床柱は、東大寺の改修工事の時に出た
木材を譲り受けて設置したそうだ。
右手は、天井近くを見て「うわっ」と声を上げた。
二月堂のお水取りに使われたであろう、お松明である。
なんと贅沢な。

大きな仏間や、御茶室、二階なども見て回り、
光りと影が素敵なお家でした。

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二十四節気でいうと、今頃は霜降(そうこう)
霜始降 しも はじめて ふる 
と書かれた、栞をもらった。

キレイな紅葉のスタンプを押した。


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職場土産に、さつま焼きを買ってみた。
サツマイモをかたどった、
薄い皮のなかに餡がはいっており、ひとつひとつ焼き上げた
和菓子だった。

食べたことが無かったが、美味しいと聞きつけたので、
買って帰ると、ことのほか評判のお菓子になりました。
1個から買えるので、まちあるきしながら食べるのもいいかな。

また買って帰ろう。

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そして、ならまち に来たら外せないこちらのお店。
今日はお土産に焼き菓子を買いに来た。

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楽しんでちょっとずつ食べよう。

2泊3日なので、小さなキャリーバックでいいかと思たけど、
結局買い物などで結構な荷物に。
やっぱり来年は大きいので来よう。奈良は見て楽しんで買って楽しんでだから。

『フル充電できました』

’15年秋の奈良旅行 2日目 10月30日 平等院

奈良二日目の朝。
ホテルのレトロな窓枠から、少し紅葉した木々が見える。

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朝食を食べに、きしむ階段を下りると、
これまたレトロな食堂に招かれる。

楽しみにしていた洋朝食をオーダーする。

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適量のグラノーラってこれくらいなんだ。
自分で食べるときは御粥なみの量なのね。

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友人が食べたいと懇願していた、奈良ホテルのベーコン。
肉厚のベーコンと、フワトロのオムレツ。
編み籠のような、この食器もオシャレ。
白に黄色が映えますわ。

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そして私が一番楽しみにしていた、フレンチトースト。
粉砂糖に咽そうになりながら、さらにメープルシロップを掛けるときの幸せ感。
早くも、明日の朝は何にしようかと考える。

JR奈良駅まで、散歩がてら歩いて向かう。
JR奈良線「宇治駅」まで、約30分。

本日は、宇治の平等院を参拝することにした。
数年前に行ったときは、10円玉の裏側に思いを馳せてのだが、
滅びの美とは言い難い、その荒廃っぷりに、ガッカリしたのを覚えている。
ただ、対岸側より見るだけの、それでも建築物としての
優美さはよくわかった。

去年の4月に修復が終わり、綺麗になった平等院の特集を
テレビで見るにつけ、行きたくてしょうがなかった。

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朱漆塗りの見事な鳳凰堂。
内部拝観の為に、別料金で整理券が販売されており、
あと1時間待ちになっていた。
整理券を貰えば、自由に散策して、時間までに戻ればよいので、
ミュージアム鳳翔館へ見学に。

1代目の鳳凰を間近に見ることができ、
全体的なバランスの良さに関心仕切り。
雲中供養菩薩像群も見ることができて、今にも動きそうな楽しげな表現、
刻々と動いているであろう、雲の表現の素晴らしさ。
一時間も時間があったにもかかわらず、半分も見ずに引き返し、
鳳凰堂内部の見学へ。

鳳凰堂の内部の、阿弥陀如来坐像の優美さ。
本来伏し目がちな目も、下から見ると大きく見えます。
多分、本当に目が大きく開いているのではないでしょうか。
目も黒目で緑のような、どこかエキゾチックな感じに見えます。

光背や、天蓋の彫刻も見事で、見飽きません。
わずか15分の見学時間ではありますが、
ギリギリまで見学させていただきました。

再びミュージアムに戻り、見学、記録ビデオを見て表へ。

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2代目の鳳凰が光り輝いておりました。
ふっと時計を見ると15時近く。
えっ・・・・。こんなに夢中になってみていたとは。
宇治周辺の散策マップを貰いましたが、平等院だけで終わるとは。

お腹がすいた。
茶そばを食べよう。

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中村藤吉平等院店

お茶の時間にかぶったのか、席待ちの方がかなりおりましたが、
とりあえずじっくり待つことに。

窓際の席に案内されて、きつね茶そばを注文。

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わーい。
でも、稲荷寿司で食べたかったほどの出汁たっぷりのお揚げさん。
茶そばの味を思い出せないほど美味しかった。

そのあとは、お茶スイーツ。
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秋の彩だそうで。
ほうじ茶が案外スイーツ系にあうのだと、最近もっぱらの評判。
といっても私の中でなんですが。
ただ、抹茶味のチーズケーキ。これは・・・。単独で頼むことはないでしょうね。

すっかり夕暮れ時になってしまい、急いで奈良へ。
奈良についたらすっかりあたりが暗く。
明日は帰るので、お土産物を物色。

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偶然寄ったお土産屋さんに、あの幻のレインボーラムネを発見。
普通に、レジ横に置かれておりました。
「数に限りがあるので、一家族2個まで」の張り紙。

こんなに奈良に来ているのに、現物を見るのは初めてで、
箱の山積みを見て、しばらくキョトンとしてました。

自分用と袖の下用に2個買いました。
小さな紙袋は、別途30円取られました。
が、ほれ。袖の下用なので、払いましたよ(笑)

初めて食べたラムネは、林檎風味の後を引くラムネでした。

そして可愛い足袋ソックスを発見。

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レインボーラムネの興奮をそのまま、
勢いで買ってしまいました。

お土産の背景ですが、奈良ホテルの絨毯です。
こう見ると、可愛いな。

『時間泥棒が出ました』

’15年秋の奈良旅行 1日目 10月29日 正倉院展

今年も、奈良の正倉院展を見にやってきました。
10月末に来るのは初めてかな。

バスの中から、奈良国立博物館の前を通ると、
入場待ちの長蛇の列をみて、さっそくルート変更。
宿泊先の奈良ホテルに荷物を預けて、
裏手にある「ならまち」のカナカナさんへ直行。
とりあえず、腹ごしらえ。

開店20分前に着くも、すでに先客あり。
とりあえず並んでおくことにした。

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ほどなく、席に案内されて、久しぶりのカナカナさんのランチにワクワク。

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お母さんが出してくれるような、素朴な味だけど
とっても豪華なランチです。だって、実際はこんなに出ないもの(笑)

ゆっくランチを楽しんで、そのまま「ならまち」を散策することに。

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歩いてちょっとの所に、NAOT さんの看板発見。
風の栖さんから、独立して路面店をオープンしたらしい。
吸い寄せられるようにして、入ったら、買っちゃいましたよ。

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ショートブーツ。 ならまち に来るたびに
何回か見ているだけでしたが、やはり試履きしたら、
その履きやすさにやられてしまいました。

多分、お店の雰囲気と店員さんの言葉にもやられてしまったんですね。
靴箱が小さかったので、紙袋を抱えながら散策を続けました。

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ならまち に来たら外せない「をかし東城」さん。
散々なやんで、モンブランを食べました。
やっぱり美味しい。最終日にはお土産用の焼き菓子を買いに来ますね。

なんやかやで、15時くらいになったので、いよいよ博物館へ。

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これくらいになると、入場待ちの列は無くなっており、
すんなり入ることができました。

今年のポスターにも使用されている、
背面に花文様がある「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」
これはとても素晴らしかったです。
しかしながら、この近くで彫石横笛だか、尺八だかの
試吹きの音が、不協和音に聞こえ、
美しい琵琶を眺めていると「ぽぇぴー、ぽぉへぴー」と不協和音が。

聖武天皇ご愛用とあり、吹いたかもしれないその音が・・・
「調律できないよね。石じゃ・・・」
そのうち、ドレミファと音を鳴らし始めて、頭を掻き毟り。
友人が笑う、笑う。

国家珍宝帳の筆頭にあげられた、袈裟が素晴らしかった。
「絽(ろ)」でも「紗(しゃ)」でもない「羅(ら)」という織物が
とてつもなく手が込んでいて、その薄さと保存状態の良さに
驚いてしまった。

花柄のフェルトの敷物もとても可愛らしく、
この上に聖武天皇が座っていたかと思うと感慨深い。

今回も素晴らしい品々を見ることができて大変良かったです。
一年に一回、国のお宝を見るのも、良い物かと。

すっかりあたりが暗くなってきたので、一旦ホテルに戻って
夕食を食べに行くことに。

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本日は、本館のデラックスツインCタイプ。
すっかり内装が綺麗になっておりました。
最初に泊まった時は、古びすぎていて、怖くて怖くて。
新館が取れなかったので、今回は本館になりましたが、
これなら、怖さはありませんね。
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狭いお風呂はすっかり使い勝手の良い現代的なものに。
まだ、改装していないお部屋もあるようですが、
順次していくそうです。
そうそう、エレベータができておりました。
前は無かったのにと驚いていると、
「お客様もご高齢の方が増えてきましたので」とのこと。
あぁ、そうよね。前に泊まった時は6年前。
私もすっかりお年を召しております。

再びならまちへ。
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ならまちセンターの1Fにある「coto coto」さんへ
大和伝統野菜を使った、お野菜を楽しむお料理です。

こちら、通りからはちょっと見えにく場所にあるので、
ランチの時間は混んでいましたが、ディナータイムは
まるで人がおらず。勿体ないですよ。

奈良の夜は早すぎるので、奈良初心者のころは、
「夕食が食べられない、食いっぱくれる」と慌てふためいたものですが、
こちらはなんと、ランチ:11:30~15:00/ディナー:18:00~24:00(LO23:00) と
24時までの営業。すんごい事です。

あの恐怖感は、月曜日、火曜日のならまち で
夕食を食べようとしたときなんですが。

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ディナーコースがおもったより、少なさそうに見えたので、
食べ終わったら、パスタでも追加注文しようかと思っていましたが、
案外お腹がいっぱいに。
またスープなどは、おかわり自由なので、お得な感じですね。
ちなみに、2400円のコースを注文しました。

野菜がどれも美味しくて満足感がありました。

ホテルへ戻る途中「奈良ホテル近道」の看板を発見。
人のお家の横を通る感じで行くと、見慣れた裏口へ。

「歩いてこれる!!」
そう、何故か奈良ホテルは、近鉄奈良駅から
バスじゃないと遠くて行けないと思っていたので、
駅から歩いてこれる距離と知ったときの驚き。

今更なんですが(笑)

やっぱり奈良ホテルはいいよね。
雰囲気にしても、なんにしても。

久しぶりに常宿に復活です。

「がんば奈良ナイト」
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