奈良の快慶展に続き、東京の運慶展を見てきました。

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春の奈良からのスタンプラリー、完成しました!!

平日の開館1時間後に行ったのですが、30分待ちの札が出ていました。
さすが、東博の特別展示です。

最近ではネットでチケットを買って、スマホで表示させ入場できるので、
並ぶ手間がなくて、大変助かります。
また入場の際に、半券を貰えるので、記念にとっておけるので
ありがたいです。

今回の展示は、親子三世代の展示と申しましょうか、
最初の展示室では、運慶のデビュー作から始まります。

一度は訪れたいと思っていた、円成寺の大日如来坐像。
普段はガラス張りの堂内に居られるのですが、
今回はほぼ、360度で見られ、
しかもガラスなしで、感動です。

若々しい大日如来で、足のひらのふくよかさに
驚かされました。土踏まずがある!
結った髪の毛の生え際が、特に美しく、
この技術力でデビュー作とは。

この技術を教えた、父、康慶とは、どんな人物なんだろうか・・・
デビュー作を抜けると父、康慶の作品が始まります。

なんだ、この興味を持たせるような演出は。

父の作品は、平安時代までの仏像とは全く違う、
いきなり、なんでこんな風に写実的に作ろうと思ったのか、
不思議な気持ちになりました。

この父にして、この子ありですね。

康慶の作品を見た後に、一際異彩を放つ仏像が見えました。
いや、あれはオーラというのでしょうか、
ただならぬ気配を感じました。
気配ですよ、気配。

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こちら、チラシの毘沙門天立像。
すごい、目力です。玉眼と目の彫りによるものだと思いますが、
バッァ、バン!という交換音を背負ってそうな、
一瞬「梅宮辰夫か!」と突っ込みたくなるのをお抑えての鑑賞。
フィギュアの世界ですよ。このポージングは。
これで、カッコいい~と言わずして、なんという。

スポットライトを浴びているので、必要以上に興奮度が増します。
離れがたい。
その先には、今回楽しみにしていた、八大童子立像が
それぞれ、ガラスケースに入って点在しています。

今回、仏像のお立ち台(?)が高いので、
人込みでも、十分見ることがかないます。

八大といっても、今回は運慶が作ったものとされる、
六体が展示されています。
自分が中心にいて、一斉に囲まれたいという妄想が止まりません。
実は、目を離した瞬間、動いているのではと思うほど。

時間がいくらあっても足りない。
その場を離れがたいのですが、ちらちらと見えている、
私が一番お会いしたかった、無著・世親様が。

こめかみのへこみ具合や、血管の浮き具合。
遠くを見つめる目。お背中に当たっては、
縋りつきたくなるような、広い背中。
無著様が好き。

こんなにすごい第一会場。
第二会場はどんなことに!と思うのですが、
第二会場は、息子たち後継者へと引き継がれていく
様子がわかるような展示になっています。

そして最後には、あの天燈鬼、龍燈鬼が登場。
ギャーっとなるわけです。
360度ぐるっと見られて、幸せです。
龍燈鬼の筋肉美は、力士のものと言われますが、
本当に素敵なお尻。そして、愛嬌のあるお顔。

もぉ、お腹いっぱいです。素晴らしい展示をありがとう。

そして、日美で言っていた、みうらじゅんさんの、
最後の締めのお言葉「スゲェー、運慶」十分堪能させていただきました。
まさに、「スゲェー、運慶」これにつきます。

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(三井記念美術館でもらってきた、運慶展のチラシは
見開きでした)

早く始めればよかったのですが、各美術館でもらってくるチラシ。
ファイルして、行ったときは、半券もファイルすることにしました。

もっと早くやっていたら、もっと集まってたろうに。
なんで気が付かなかったのか。

さて、芸術の秋はまだ続きそうです。

『クリアファイル持参』