本日も晴天なり。
本日は、バスにて猊鼻渓の舟下り観光へ向かいます。

昨晩は、風呂に入る前に、バスタブの掃除で格闘したり、
近くのコンビニの道筋を聞いて、あまりの遠さと、
「ずっと行った・・・」ではない、角を曲がることへの驚きと。
それはそれは忘れられないホテルになりました。
これを人が珍道中と言うのであれば、何故毎回
「どうして?」という事を引き寄せてしまうのだろうか(笑)

ホテルの朝食は、洋食か和食かの2択のみ。
それでも、クロワッサンは美味しくて、ホテルの朝食ね、という感じ。

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タクシーで駅まで行き、キャリーバックをコインロッカーに預けて、
バスにて、猊鼻渓を目指しました。
猊鼻渓のバス停から、少し歩いて川沿いへ。

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台風の影響で、かなり増水している模様です。
事前にWebにて運行しているか確認をしていたのですが、
増水のため、途中折り返し運転で、料金も半額とのこと。
それでも、結構な人が来ており、ほどなく出航。

女性の船頭さんが、竿一本にて、船を操ります。
しかも増水している川を逆流して登って行くので、一苦労です。
はぁ、はぁ、言いながらも、見どころを色々と説明してくれます。

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餌欲しさに、カモが着いてきます。
普段ならもっと清流なんだとか。よく見ると川魚もうじゃうじゃいます。

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本来なら、上流の岸に上がって運試しできる、
運玉投げなどできるのですが、本日は途中の毘沙門洞にて、運試し。
船上より賽銭を投げると、賽銭箱に上手く入れば鐘がなるのだとか。
必死に投げましたが、賽銭の額が少ないので重さが足りないのか、
ちっとも届きません。お一方、上手く投げられ、チーンという涼やかな
鐘がなり、拍手喝采。楽しかった。

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厳美渓は景観を見るだけでしたが、猊鼻渓は景色を体感できる分、
こちらの方が楽しかったですね。
そしてなにより、船頭さんの唄が素晴らしかった。
「げいび追分」まさに聞き惚れました。
唄声が、崖に反響して、静けさに歌声が染みわたります。
あぁ、この人が船頭さんでよかった。
目頭が熱くなるような歌声でした。

近くのレストハウスにて、昼食を取り、帰りは厳美渓駅から
電車で一ノ関駅へ戻ります。

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出来る事なら、この鉄橋を渡りたかったのですが、
渡った先にあるのが、猊鼻渓駅。残念でした。

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一ノ関から、新幹線で盛岡へ向かいます。
本来なら、ここで盛岡駅周辺のホテルに宿泊する予定でしたが、
国体があるらしく、何処の御宿も満杯。
予約時は「ジャニーズ系のコンサートでもあるんでしょうか?」と
旅行代理店の方が言われるほど、何処も満杯。
「嵐がコンサートをすると、それこそホテルは全滅ですね」とのお言葉。

唯一予約が取れたのは、盛岡駅から車で20分、バスで40分の
つなぎ温泉 「ホテル紫苑」でした。

盛岡駅のスタバにて時間を潰し、御宿の送迎バスを待っていました。
直通ならわずか20分ほど。

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御宿は御所湖の前に建っていますので、風景が良かったです。

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しかし夕方、それは恐ろしい光景を目にするのでした。
それは、空を覆いつくすほどのカラスの群れが、
対岸から帰ってくるのです。
ヒッチコックの「鳥」以上です。

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これは序の口、この後空が真っ黒になるほどのカラスが飛んできた。

余りの大群のため、天変地異でも起こるのかと心配したほど。
仲居さんによれば「いつものことですよ」と涼しい顔。

いやいやいや、子供じゃなくても、トラウマになるくらいの大群ですよ、あれ。

さっそく2階にある大浴場に行けば、
露天風呂に入ろうと、そろそろと歩いていると、
先に入っていた友人が、「伏せて、伏せて」と血相変えている。
「はぁーん?なぁーにー」と呑気にしていたら、
なんと、駐車場や道路から丸見えでした。

「ぎゃぁ、下で歩いている人と目が合った」
「だから、だから」

「まっぱで仁王立ち♪」とゲラゲラと笑う。

そういえば、傷跡のテープの張り替え日だったので、
テープを剥がしたまま湯船に入った。
術後久しぶりに湯船につかる。
傷跡が気になったが、それほど目立たずに良かった。

源泉かけ流しは3階になるとのこと。明日は朝に行ってみよう。


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食事は、よくある温泉宿の食事。

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品数ばかり多くて、食材の厳選感が無い。
美味し物は、最後まで美味しく食べたい。
残しては申し訳ないと、またもや最後は拷問の如く。

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最後に出てきたデザートを見て、大笑い。
デザートでさえ、これでもか!ってか!

ほどなくして、お布団引きの方がいらしており、
私は洗面所にて、洗濯物と格闘。

今回荷物をすくなくしようと、洗濯する覚悟で荷物を詰めました。
使わないバスマットに、洗濯物を挟んで、足で踏み踏み。
いい感じに脱水して、ハンガーにかけまくり。

「すみません、所帯じみた部屋になって」
友人笑っております。

『心の洗濯』