去年の冬、母の知人にチューリップバックをアレンジした、
ショルダーバックを作ってあげたところ、
「夏頃に、もう1個作って欲しいわ・・・」と言われていたらしく、
「できた?」と聞かれて慌てて作ったのが、今回のバック。

今度は、

もう少し大きくて、
持ち手はいらなくて、
中袋の両サイドのポケットはいらなくて、
などなど・・・

「それって、最初に作ったバックと、明らかに別物じゃない」と思わず言ってしまった。
(その時点で、作りたくなかったんだ。)
持ち手が無いってことは、バックの形を変えないとあきらかに変になる。

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持ち手ありきの、このフォルム。
バッサリ口を平らにせねばなるまい。

チューリップバックは、作り飽きてしまったので、
別物を作ることにした。

filer さんの「ショルダー4ポケットカーペンターバック(小)」 を作りました。

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持ち手は削除して、
胴体の高さを少しプラスしました。

帆布を主体としたものを考えていたのですが、
中袋として提案した生地同士で縫ってほしいとの依頼。
表地も裏地も、厚手の接着芯を使ったものの、所詮、薄手の布なので、
1回使っただけでも、型崩れしそうなほど、柔くなりました。

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中に、ファスナーポケットを付けました。

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こちらのポケットは、タックがありまして、
とっても立体的。
通常、一枚仕立てでポケットを作るところ、
丈夫にしたくて、裏地と合わせて縫ったところ、
厚みが出てしまい、縫うのに苦労しました。
なので、大好きな玉縁は出来ませんでした。

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中央ポケットもダーツを寄せます。

涼しくなったら、このタイプの大きいサイズの型紙を取り寄せて、
作ってみたいと思いました。

なんだろう、嫌々作ってるとこうなるのかしら。
一生懸命作りましたよ。こうしたら、ああしたら、
丈夫にするには・・・と。
でも、やはり「この布では、無理ですよ」って言うべきだったんだろうな。

「もぉ、頼まれてこないから」という母。
これで何回目よ(笑)

『ミシン部屋。32.6度・・・』