今年も、正倉院展の日程に合わせて、奈良に帰ってきました。
奈良に着いたとたんに 「よし、まずは腹ごしらえだ!!」と早目のランチを(笑)

お昼は大体、幡・INOUEの東大寺店でとります。
こちらの体にやさしそうなお昼で癒されて、奈良に来た実感を味わいます。

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こちらの鹿さん。人懐っこくって、常にカメラ目線。
手を差し出したら、ベロベロと舐められました。

正倉院展は、傘寿記念と言う割には、展示数が少なかったのですが、
それでも、酷い混みようでした。
やっと順番が来て、観ていたら、
両腕をがっしりと掴まれ、前後に揺さぶられ、
「あんた、どきなさいよ!見えへんやんか」と
オバちゃんに怒鳴られました。
怖かった。ガラスに頭をぶつけるかと思った。
正倉院展見るのも命がけとは。

午後からは、特別展示をしている、
海龍王寺と法華寺に行きました。

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県庁前から出ている、ぐるっとバスがとても便利で、
平城京から海龍王寺周辺を巡ってくれます。

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こちらは、以前にも訪れましたが、
特別展示の十一面観音像が見たくて、再度訪れました。
とても美しい仏像です。見惚れるとはこのこと。

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お隣の法華寺は、以前訪れたときは、
全日までの特別公開で、御前立だけの参拝となってしまいましたが、
本日は、光明皇后をモデルに刻んだといわれている
木造十一面 観音立像を参拝することが出来ました。
腕が少々長めに造られ、女性らしく表現されています。

両寺院をゆっくり参拝して、16:30過ぎ。
友人に頼んで、歩いて行けるカフェの聖地「くるみの木」を目指しました。

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これだけ、奈良に通っていながら、実はくるみの木に
来るのは初めてでした。ランチの大行列の話を聞くたびに、
なかなか足が向かず「夕方以降のくるみの木も素敵」とい
ブログを読んで、週末のみ営業している
ディナータイムを狙っていく事にしました。

街中に突如として現れる、小さな森。
看板前で、やられております。いやぁー住みたい。

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キッチン用品を扱うお店。「趣味は料理です」と一度は言ってみたい。
いや、絶対無理だ。あぁ、でもこちらの道具を使ってみれば、
きっと美味しい料理が出てくるはずだ
目に留まったのは、一人用のお鍋。
これにスープを作って、そのままテーブルへ。
これに、うどんを煮て、そのままテーブルへ。
「食器としても使えるではないか」と友人に問いかけると
「おぉぅ」のお言葉。よかった、やっぱり友人は同類だ(笑)

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カフェの後ろにある、洋品店にもお邪魔しました。
これまた、センスの良い服が目白押し。
洋服もさることながら、小窓の外に伝う、
紅葉したブドウの葉っぱに見惚れる私。

『住みたい』

こちらで、2種類の籠バックを購入いたしましたよ。

カフェスペースでは、ティータイムのご様子。
お客様もまばら。

夕日に染まる店内にて、お茶をすることに。
「このまま、夕食までいると思いますが、続けて
夕食を取ることもできますか?」とお伺いすると、
予約帳に名前を記入してもらえました。
17時頃で、2組目でした。

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モンブランと紅茶でティータイム。

ここへきて「センスとは何ぞや」という話で盛り上がりました。
そうですよね、センスの無さはどうしようもない。
センスは努力でまかなえるのか?等色々。
そうこうすると、18時にディナータイムに。

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メニューを頂き、期待が高まり。

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ディナーのセッティングだけで、卒倒しそうになり。

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涙ながらに食事をしました。
美味い!てか、幸せ。
やっぱり、お食事は出してもらうのが一番だよ!!

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完食です!箸袋を裏に返せば!
やられた!!!

散々食べたのに、別腹で、ケーキまで頼む始末。

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あぁ、幸せ。
くるみの木。また来たいな。
暮れゆく空と、ほの暗い店内でゆったりと食べる夕食。
この時間帯は、ゆったりとしていて、ランチとはまた違う
雰囲気が楽しめるのではないでしょうか。

これは、奈良に泊まらないと味わえないね。
また、この時間帯に訪れて、幸せを味わおう。

『満腹、満足』