正倉院展を観に行くのが、毎年の恒例行事となりつつある。
今年で三年連続で観ることができた。

10時頃に奈良に着くように、東京を出発。
すぐに、常宿の日航奈良ホテルに荷物を預けた。

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そのままバスに乗って、奈良国立博物館へ目指した。
待ち時間は5分ほどで中に入ることができたが、
かなりの混雑ぶり。

今回は染め物が多く、出品されており、
代表的なものは『鹿草木夾纈屏風』(しかくさきょうけちのびょうぶ)があり、
布地を半分に折り、板で挟んで染めるので、左右対称に染まる・・・と
説明があったのだが、なにやら想像がつかない。
多色染めで、板と聞けば版画を思い出すのだが、
半分に折って染める。

すると、ユーチューブで染め方を復活させた方の
映像が検索できて、非常に感心してしまった。

夾纈(きょうけち)




驚愕の手間暇。

保管箱を包む、袋の布地までこの技法で作ったものがあった。


今回の目玉は「漆金薄絵盤」で、お香の台座というが、
この煌びやかさと、色彩の豊かさ、そして今の時代でも
色が褪色していないことに驚いた。
この上に乗せる、お香も型があり、とても美しい文様でした。

展示品の中には、広げるだけで傷むのではないか?と思われる
物も多数ありましたが、残っているだけでも本当に奇跡ですね。

1時過ぎに会場を後にし、お昼を食べに
「工場跡事務室」へ向かいました。

あと数分で、ランチ時間も終わりという時間に入ったのですが、
なんとか、食事をとることができ、また平日でしたので、
お客さんもすくなく、ゆったり食べることが出来ました。
こちらのお店では「写真お断り」の張り紙がしてあるのですが、
食べログを見ると、皆さん撮りまくりですね(笑)
そして、こちらの化粧室が大好きな、私ら。
相変わらず、住みたいと思える化粧室でございました。

NATIVE WORKS  さん

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次にお向かいの「ネイティブワークス」さんへ。
今月いっぱいで、こちらの店舗を離れるとの事。
実にいい場所にあり、雰囲気も良く、
大好きな場所でした。なので、御里帰りをさせてあげようと、
買ったワンピースを着て、ご挨拶とお買い物へ。

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次の移転先を探し中との事で、「車じゃないと行けない場所は困るなぁ・・・」
なんて、我儘を言ってみました。
同形シリーズワンピースに、またもや一目惚れ。
墨色で、ちょっと特徴的な子でした。
「まぁ、それも味わいってやつですよね」だったかな。
そんな事を言って、納得して買ってきました。
で、同形シリーズ3枚目(笑)

名残惜しくて、最後に店内の写真を撮らせてもらいました。
あら、ワンピース込みで撮ればよかった。

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坂道を下って、まだ時間があったので、友人に頼んで行ったのは
奈良県立美術館。

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薮内先生の「やまとぢから展」
実は、8月だったでしょうか?栃木県の館林にも来ていたのを
爺ちゃん婆ちゃんの墓参りの時に偶然知りまして、
行きたくても、アクセスが悪くてあきらめた展示会でした。
そ、それが奈良で。まさに奈良で。

童子達が可愛いこと、可愛いこと。
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呼ばれちゃいました。
怪しい…(笑)
途中撮影OKのエリアがありまして、沢山撮らせていただきました。

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迦楼羅くんです。

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阿修羅 くん!!

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だっ、誰?

もちろん「せんとくん」もいました。
一緒に写真を撮りました。
友人も楽しかったと言ってくれたので、よかったです。

ホテルまで歩いて帰ることにしました。
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外はすっかり、夕暮れ時。
よく動き回りました。

去年のグズグズな旅行を反省して、今年はすべて計画的に、
事前にすべての予約を入れました(笑)

ホテルに戻ると、ロビーで「鹿発見!」と言う友人。

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おぉ、隠れミッキーならぬ、隠れバンビですか。
ロビーの床に、二人してカメラを向け、怪しいです。

すぐに大浴場に直行。事前に予約をいれた
ホテル内の中華料理を堪能。いやぁー、幸せでした。

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カニ爪の先にある、ワサワサ。
なんていうの?これだけでテンション上がる。

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コース料理はどれも美味しくて満足です。

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久しぶりに、杏仁の味がする、杏仁豆腐を食べました。

では、満腹のまま、このあとはBSで「ごちそうさん」を見て寝よう。

『大変良くできました』