ととさんが亡くなって、今日で1ヶ月経ちました。
あっという間な感じもするし、もっと前のような気もします。

亡くなってから、色々な手続きの為に外出が続き、
それが落ち着いてきたころには、仏壇を購入するために
部屋のあちらこちらを片づけて、スペース確保に翻弄されており、
そして月命日の今日、仏壇が届きました。

ととさん が亡くなる前後に「偶然にも・・・」ということがよく起こっています。

ととさん が亡くなる半月前、
ととさんの生命保険が満期になり、そのお金で、
母の新しい保険を契約してくれ、保険金を一括払いしてくれたととさん。

家中の家電や配管等が壊れ続け、
ととさん がお家で応対してくれて、落ち着いた頃に、
緊急入院しました。

入院した翌日に、6年間大事にしていたお守り二つを
ゴミ箱に誤って落としたようで、無くしてしまってから
病状が一気に悪化した状況になりました。

モルヒネで支離滅裂な状況化の中
「(俺が)西の方角に向かったと、お母さんに報告して」という言葉を私に託し、
その一週間後に亡くなり、斎場に向かう寝台車が
夕日に向かって進み、車内が夕焼け色に染まって
間違いなく西方浄土へ旅立ったと、その言葉を理解出来たり。

ネットで探しあてた斎場は、偶然にも、
ととさん がもう一度行きたいっていていた
長年勤めた職場の近くだった。

亡くなる前日に、兄のところに帰ってきた本がありました。
5年以上前に、兄の店に来ていたお客さんに本を貸したところ
そのまま来店することもなく、返してもらえなかった本。
ととさんが亡くなる前日に、その本が5年ぶりに
紙袋に入って店のドアノブに掛けられて、返却されたそうです。
貸したことすら忘れていたのに、久しぶりに読んでみると、
人の生死に関わる内容の本であったため、
翌日に ととさん が危篤状態になり、あの世に旅立った時も
冷静でいられたそうです。
「お父さんが、この本を読んで『覚悟しておけ』とでも言っているようで、
あの本のおかげで冷静でいられたんだ」と
兄が話してくれました。

今度は仏壇を購入したら、偶然にも商品名が「ゆうやけ」で
応対してくれた係りの人が、桜井さんという人だった(ととさん が一番好きな花は桜)
御位牌は、ととさんの生まれ故郷の福島県産で、
「最短日で仏壇を届けてほしい」とお願いしたところ、
初めての月命日の今日で、たまたま私も、職場の創立記念日でお休みだったり・・・

そのおかげで ととさんのお友達のお坊さんが
開眼供養と月命日の供養で来てくれ、その場に立ち会えたり、
兄夫婦も来てくれて、たまたま今日が入籍記念日だったと
話してくれたり。

そして、49日の日取りが、来月の28日。
つまり、ととさんの誕生日にあたる日です。
産まれた日に、あの世に帰るのです。

予言と同じで、今から思えばと、色々強引に当てはめて考えて
しまうのかもしれません。しかしこのほかにもキリがないくらい
小さな偶然は、まだまだ色々あって
ととさん が本当に見守ってくれていると実感出来るのです。

『ありがとう』