朝の5時半にアラームがなった。
通常、この時間に起きて出勤準備をするので、別に平気。
それに、昨日は9時半には撃沈していたので、
いやぁー、健全である。

6時半には、朝のお勤めが始まるというので、
あまり早く行っても、迷惑だと思い「しばし待機」と思っていたら
部屋の時計とトイレのウォシュレット時計が遅れていて、
本当にギリギリに本堂へ。

本堂に近づくと、すでにお声が・・・・「あぁー遅刻ぅー」
いそいそと中に入れば、そこは薄暗く、ロウソクの明かりと
吊灯篭が輝き、とても厳粛的な雰囲気。
後ろで、もぞもぞと手を合わすこともなく、
なんとなく、お勤めを拝見させていただいていた。
声明に変わり、その音域の強弱に身をゆだねていると
シンバルのような楽器(?)を持ち、叩きすり合わせて鳴らし始めた。
まるで、仏様が団体でこちらに歩み寄ってくるような足音というか・・・

しばし笑いをこらえる。

そうこうしているうちに、お勤めが終わり、朝ご飯の時間を告げられ、
いそいそと終わり仕舞をしている。
うーん。説法なんかあるのかと、身構えており、また楽しみにしていただけに残念。
まぁ、朝はお忙しいからね。

名残惜しいです。一泊とはもったいない。
色々説明とか、案内とかしてもらえるのかと思っていたけれど、
なんかなかったですね。本来宿坊ってそういうところでしょうか。
ずぅずぅしい私も、遠慮しちゃて・・・。
本当にお世話になりました。
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観光したかったので、荷物を預かっていただき、本日は奥の院へ。

この辺りにお墓や慰霊碑を建てるのが、ステータスとは聞いていましたが、
こんなものまであるなんて、しばらくツボで笑ってました。

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Fukusukeの慰霊碑・・・なにを慰霊するのか。

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履き古された、下着やストッキングか・・・?

弘法大師様の御座す奥の院は、この橋から聖域とされ、写真は禁止。
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あの世と、この世の境目のような
渡るのが怖いような。
ただならぬ雰囲気というか、気が流れてるようです。

本堂前に、粉が用意されており、
「手に擦り込んで身を清めてください」的な感じで置いてあったので、
少量を取って、すりすりと・・・
『うぅ・・・くちゃい』シナモンの匂いとなんかの匂いが混ざって、
手が臭い。手を動かすたびに匂い、クンクンと手を嗅ぎ『くちゃい・・・』
仕舞いには咳き込む始末。

こちらも吊灯篭が輝き大変厳粛なムード。
隣では護摩焚きが行われており、しばし炎に見とれ。

裏に回り御廟を参拝し、奥の院参道を歩いて帰ってきました。

途中に汗かき地蔵なるものの横に「姿見の井戸」があり、
「井戸を覗き込んで、自分の影が映らなければ三年以内に亡くなる」
との言い伝えがあるらしい。案内版の最後には
「最近では自分の寿命を試そうと覗き込む勇気有る人も多いそうです」
と締めくくられていた。

覗き込めと言わんばかりですが。
で、覗き込みましたわ。

映りました。ほっ・・・。内心ビビってましたけど。

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カメラを持って覗き込む友人。

千手院橋まで戻って、昨日行けなかった大伽藍の方へ。
高野山霊宝館も入りましたが、カビ臭くて喘息の発作が始まりそうだったので
足早に退散いたしました。あぁ、ゆっくり見たかった。

本日のお宿、日本三大美人湯龍神温泉に向けて、
千手院橋14:15発の南海りんかんバスにのり、一路護摩壇山へ。
予約はしていますか?と運転手に聞かれて焦りましたが、なんとか乗車。
定員一杯になると、予約者が優先されるのだとか。
しかし、バスはガラガラ。
(バスのHPにも、予約の文字がありましたが、どこに何をすればいいのかわからずでして)

護摩壇山に着くと、乗継の龍神バスがお出迎え。
予約なしを告げると苦笑い。

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龍神バスは一回り小さいのね。

景色は山ばっかり。高らかに笑いたくなる。山だぁー。
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スカイタワーは改修工事のため閉鎖。
これに登れば、360度ほぼ山山々になったそうで。残念。

16:08に、お宿「季楽里」に到着。
「きらり」と読む。国民宿舎らしいが、とってもキレイで設備もよい。
木の香りがしてよい。

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自分で布団を用意するのだが、かえって気が楽。
食事もビュッフェスタイルだが、これがなかなかおいしい。
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高野山を離れた途端に、殺生しまくり。
やはり畑の肉により、本物の肉なのだ!

泉質は言うことなし。本当にいいお湯だ!!

『カロリー高いと美味い!!』