ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2017年10月

安藤忠雄展 国立新美術館

本日、振替休日のため国立新美術館の安藤忠雄展に行ってきました。

今年の夏に直島を訪れたのだが、その時の安藤先生の建築美に
圧倒されて、今回の展覧会は見逃すわけにはいかないと思いました。

もともと、安藤先生の建築物には、興味があり、
またとても好きだったので、インタビュー記事や、
特集番組などがあると、そのたびに見ていた。

安藤先生の人柄にも惹かれ、その受け答えの面白さが好き。
今回の展示会の音声ガイドには、説明と
本人コメントが聞けることもあり、大変楽しみにしておりました。

建築のドローイングや、模型、実際の建築物の映像がセットになっており、
ひとつ、ひとつ丁寧に見ていくと、時間がかかる。
あまり混雑はしていなかったので、ゆっくり見ていけたが、
順序など気にせず、空いているところを見ていけるので
混雑していたとしても、さほど気にならないのではないだろうか。

建築物の映像を見ていると、無機質なコンクリート素材や
鉄骨でも、光と影などと合わさると、荘厳さが出るのが
面白いところだった。

教会シリーズや、寺院や頭大仏など、信仰を対象としている
建築物がとても興味深かった。
一切の装飾的なものが排除されているにも関わらず、
見た瞬間に劇的な場面に遭遇したような気持になる。

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今回の展示会の目玉は、光の教会の原寸大の展示だろう。
屋外に建ててしまったのだ。

今回、こちらは写真撮影が可能だったので、
午前中の人がまばらな時間帯だったので、
運よく、人が入らず撮ることができた。

実物は、ガラスがはめ込まれていて、室内になっているが、
本人はガラスをはめこまないプランを提案したそうだ。
信者側から「寒いでしょう」という反対にあい、
仕方なく、ガラスをはめ込んだらしいが、本人、いまだに
「いつかとってやろうと思っています」とコメント(笑)

「寒ければ、身を寄せ合って祈ればいいんですよ」的な
ことを言っていました。

不便さを、住む人が考えながら工夫して住む。
住む人も体力勝負で住む。

住吉の長屋では、中庭があり、
部屋への動線で、外に出なければいけない。
以前見た、インタビューで、
「雨が降ったら、どうするんですか?」という施主の質問に
「傘をさせばいいじゃないですか。中庭の切り取られた
この空が、あなたの物になるんですよ」という答えに
感激してしまった。

直島のベネッセハウスに行ったとき、
同じように、中庭があり、
そこに磨かれた巨石がおいてあり、
寝そべりながら空を眺めたのだ。
あの何とも言えない感覚。
私だけの空になっていたのか。
不便さと引き換えに、空を手に入れるのだ。

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コンクリートの隙間から、風が吹いてきた。
確かに寒い・・・が
自然が信仰だった時代もある。
十字架から神の息吹を感じるのも素敵だなと思う。
が、確かに寒い。

移り行く光を一日楽しみたい。
夜はどんな風景が見られるのだろうか。

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直島プロジェクトの展示も、写真撮影OKだった。
直島では黄色いカボチャを撮れなかったので、ここで撮りました。
直島全体の模型。


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地中美術館の全容です。
一度建てて、再び埋めなおしたそうです。

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光の教会のクリアファイル。
十字架のところがシースルー構造。

『光と影とコンクリート』

運慶展 東京国立博物館

奈良の快慶展に続き、東京の運慶展を見てきました。

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春の奈良からのスタンプラリー、完成しました!!

平日の開館1時間後に行ったのですが、30分待ちの札が出ていました。
さすが、東博の特別展示です。

最近ではネットでチケットを買って、スマホで表示させ入場できるので、
並ぶ手間がなくて、大変助かります。
また入場の際に、半券を貰えるので、記念にとっておけるので
ありがたいです。

今回の展示は、親子三世代の展示と申しましょうか、
最初の展示室では、運慶のデビュー作から始まります。

一度は訪れたいと思っていた、円成寺の大日如来坐像。
普段はガラス張りの堂内に居られるのですが、
今回はほぼ、360度で見られ、
しかもガラスなしで、感動です。

若々しい大日如来で、足のひらのふくよかさに
驚かされました。土踏まずがある!
結った髪の毛の生え際が、特に美しく、
この技術力でデビュー作とは。

この技術を教えた、父、康慶とは、どんな人物なんだろうか・・・
デビュー作を抜けると父、康慶の作品が始まります。

なんだ、この興味を持たせるような演出は。

父の作品は、平安時代までの仏像とは全く違う、
いきなり、なんでこんな風に写実的に作ろうと思ったのか、
不思議な気持ちになりました。

この父にして、この子ありですね。

康慶の作品を見た後に、一際異彩を放つ仏像が見えました。
いや、あれはオーラというのでしょうか、
ただならぬ気配を感じました。
気配ですよ、気配。

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こちら、チラシの毘沙門天立像。
すごい、目力です。玉眼と目の彫りによるものだと思いますが、
バッァ、バン!という交換音を背負ってそうな、
一瞬「梅宮辰夫か!」と突っ込みたくなるのをお抑えての鑑賞。
フィギュアの世界ですよ。このポージングは。
これで、カッコいい~と言わずして、なんという。

スポットライトを浴びているので、必要以上に興奮度が増します。
離れがたい。
その先には、今回楽しみにしていた、八大童子立像が
それぞれ、ガラスケースに入って点在しています。

今回、仏像のお立ち台(?)が高いので、
人込みでも、十分見ることがかないます。

八大といっても、今回は運慶が作ったものとされる、
六体が展示されています。
自分が中心にいて、一斉に囲まれたいという妄想が止まりません。
実は、目を離した瞬間、動いているのではと思うほど。

時間がいくらあっても足りない。
その場を離れがたいのですが、ちらちらと見えている、
私が一番お会いしたかった、無著・世親様が。

こめかみのへこみ具合や、血管の浮き具合。
遠くを見つめる目。お背中に当たっては、
縋りつきたくなるような、広い背中。
無著様が好き。

こんなにすごい第一会場。
第二会場はどんなことに!と思うのですが、
第二会場は、息子たち後継者へと引き継がれていく
様子がわかるような展示になっています。

そして最後には、あの天燈鬼、龍燈鬼が登場。
ギャーっとなるわけです。
360度ぐるっと見られて、幸せです。
龍燈鬼の筋肉美は、力士のものと言われますが、
本当に素敵なお尻。そして、愛嬌のあるお顔。

もぉ、お腹いっぱいです。素晴らしい展示をありがとう。

そして、日美で言っていた、みうらじゅんさんの、
最後の締めのお言葉「スゲェー、運慶」十分堪能させていただきました。
まさに、「スゲェー、運慶」これにつきます。

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(三井記念美術館でもらってきた、運慶展のチラシは
見開きでした)

早く始めればよかったのですが、各美術館でもらってくるチラシ。
ファイルして、行ったときは、半券もファイルすることにしました。

もっと早くやっていたら、もっと集まってたろうに。
なんで気が付かなかったのか。

さて、芸術の秋はまだ続きそうです。

『クリアファイル持参』

はとバス 鎌倉ツアー

毎年、母と二人で旅行に行くと約束したが、
今年は色々忙しく、特に祖父母の墓仕舞をしたりして
忙しく、物入りだったので、今年の旅行は取りやめにしたはずだった。
そう、母が決めたはずだったのに・・・。


「あんたばっかり旅行行っててズルい」

何、何?何のこと?
行かないっていったじゃん!!

とはいいつつも、それもそうねと、
はとバスのツアーに申し込んでみました。

鎌倉日帰りコース。

そして当日。雨が降りました(笑)
母と私が旅行に行くと、大抵雨が降ります。
多分、ととさん がヤキモチを焼くのだと思います。

「お父さんは、ズルい」はははっ。
本日もリュックに ととさん の形見ぶら下げ、行ってきました鎌倉へ。

東京駅丸の内からバスで一路鎌倉へ。
鎌倉へはレインボーブリッジを通り、羽田空港を縦断し、
横浜のベイブリッジを通りました。
行く道すがらも観光に入っているのですね。

バスガイドさんが、観光名所を色々説明してくれたので、
車内でも、飽きることなく左右を見て楽しみました。
さすが、はとバス。


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最初に訪れたのは建長寺。
私が見たかった、法堂の雲竜図。

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小泉画伯の龍図は、最初に建仁寺の「双龍図」を見ていて、
ぜひ、建長寺の龍図も見たいとおもっていました。

好きだわ。やっぱり龍好きとしては、たまらない図だわ。
ほぼほぼ、こちらを見るのに時間を費やしてしまい、
他は駆け足で見ることに。

法堂を出るころには雨がやんでおりました。

次は、早いお昼ご飯です。

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バスツアーにしては、しっかりしたお昼御飯が出ました。
食べ放題とか、食べ物重視ではないので、
そんなに期待していなかったのですが。
どこかのバスターミナルみたいなところで食べるのかと思ったら、
ちゃんとした店でした。
まぁ、温かいのはお茶だけでしたが(笑)

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次に向かったのは、鶴岡八幡宮。
七五三や、神前結婚式の方たちがおられ、
なにやら華やかでした。

各名所、だいたい1時間の自由時間をもらえます。
鳩サブレで有名なお店の本店に行きたかったのですが、
八幡宮から大分離れており、行くことがかないませんでした。
鳩サブレグッズが欲しかったのに。

しかし、バスガイドさんおすすめのお菓子を教えていただき、
急ぎ足で、参道を抜けてお菓子屋さんへ。

紅谷さんのクルミッ子です。
店頭で「あぁ、貰ったことあるわ」と思い出し、
いくつかお土産に購入しました。

参道に向かい合わせに、紅谷さんはありますが、
八幡様むかって右側が本店でした。

すでにデカい紙袋を下げてしまいました。

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鎌倉の大仏様です。
小学生の時に、遠足で来たことがありますが、
こんなに狭かったでしょうか。

しかも、遠足で来たのは覚えているのですが、
ここしか覚えていない、鎌倉。

昔は建物の中に居られたそうですが、
津波で建物が流されてしまったのだとか。
野ざらしはキツいですよね。

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次に長谷寺へ。
奈良の長谷寺と同じ、巨大な十一面観音菩薩様がおられます。
道明上人が、奈良の初瀬の山中に楠の巨木で二体の観音像を刻み、
一体は奈良の初瀬に安置し(奈良の長谷寺)
もう一体を祈祷のうえ、海に流すと三浦半島に流れ着き、
そちらを安置したのが鎌倉の長谷寺だと、
バスガイドさんが教えてくれました。
境内には、かわいらしいお地蔵様がいて、
すっかり、お地蔵様を探せ!になってしまいました。

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可愛ぇー。

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竹藪にも。

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こちらのお地蔵様。
母とそう変わらない背丈で。
隣に並ばせて写真を撮ったのですが、
外人さんが微笑ましく眺めて、笑っておられました。

このあと、江の島へ移動。
江の島神社に行こうと思いましたが、
少し雨が降ってきてしまったので、
帰りの足元が危ないので、神社にはいかずに、
下のお土産屋さんで時間をつぶしました。

これまた、ガイドさんに教えてもらった、
「しらすパン」がおいしかったです。

もちもちのパンの中に、チーズとしらすが入った、
揚げパンのようなものでした。

なんとか酷い降りにならず、
ほぼ傘なしで観光することができました。
さすが、ととさん。ありがとう。

帰りは、高速で事故があり、
1時間ほど渋滞につかまり遅くなりましたが、
無事に帰ってきました。

途中、銀座の街並みを抜けて東京駅へ。
これもまた、観光案内となっていました。

数々ある、バスツアー。
やはり、バスガイドさんが案内してくれる
はとバスは、いいな~と思いました。

下車時「はとバスなんて40年ぶりに乗ったわ」と母。
すごく嬉しそうで、よかったです。

「また、何かのツアーに行こうね」と約束しました。

『幸せの黄色いバスでした』

'17年倉敷・香川・徳島旅行 9月14日 大阪

本日は明石海峡大橋をバスで渡って、大阪に入り、
お好み焼きを食べて帰るというルートです。

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ホテルの朝ごはんです。
自分でサンドイッチをつくるという、自分の味のセンスを問われる
そんな朝ごはんでした。
オープンサンドイッチにしました。
とっても美味しかった。ここのホテルは食事がおいしかったです。

鳴門の高速バスセンターまで、送ってもらい、
優雅に待合室でまっていると、人の動きがまるでなく、
5分前になったので、表に出てみると、
スロープカーなるものが用意されており、
待合室の前にバスがくるのではなく、スロープカーに乗って、
上にある高速道路っぱたにでなければいけないようだった。
しかも発車10分前には移動してくださいの注意書き。

「あっ、あっぶねー」と慌てて乗るも、
なんともノロい。ひぃーバスに間に合わないかも?なんて
本当にギリギリでしたわ。

淡路島を一気に縦断し、明石海峡大橋へ。

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とっても綺麗な橋でした。
神戸に入ってからは渋滞に巻き込まれ。
それでも定刻通りに難波へ到着。
そうか、渋滞も加味しての定刻なのね。

大好きなお好み焼き屋さんへ行って

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お好み焼きをたんまり食べて、ここでもウーロン茶で。

久しぶりに難波の地下街を歩き回り、
ここが楽しくて、楽しくて仕方なかった若かりし頃。
「地下街が楽しかったなんて、子供だったんだね」
てなことを言いながら、お引越してた
これまた、大好きなカフェ屋さんを探し当て、

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お茶をして、東京へ戻りました。
最終日はなんとも、あっけなく終わりましたが、
飛行機に乗って帰ってくるよりは、全然ましなのでありました。

『すでに来年のルートは決まった』






'17年倉敷・香川・徳島旅行 9月13日 大塚国際美術館

「頭の芯が痛い・・・」と言って起きた。
マズイ。二日酔いかもしれません。
昨日、ビールを飲んだ後、
レストランの方に勧められて呑んだお酒。
日本酒のスパークリングで、にごり酒でした。
アルコール度数15度でした・・・。

朝風呂に入れば、アルコールが抜けるかも。
なんて、潮風が気持ちいい露天風呂へ。
しばらく入っていたら、たしかに気持ちよくて。

しかしながら、風呂から上がって着替えをしていたら、
モーレツに吐き気に襲われ、そのままトイレに突っ伏すはめに。

友人には一人で優雅に、フレンチレストランにて朝食をとっていただき、
私はそのあいだ、ひたすらベットとトイレの往復。

「すみません。なんとか歩けますが、渦潮観光だけは勘弁してください」
と懇願。いっそのこと、ホテルライフを楽しみますか?と提案され
「嫌じゃぁ、美術館は行く。這ってでも行く」と
すきっ腹のまま美術館へ。

入場料が高いと有名な、大塚国際美術館へやってきました。
館内に入って、テンションが上がり、酔っている場合じゃありません。

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行きたかったシスティーナ礼拝堂。
イタリアじゃなくてもいいじゃないですか。
十分ですわ。私の生活レベルじゃ、ここまでですよ。

感動仕切りのところへ、1時間の館内ツアーが始まり、
解説員の方と、一緒に作品を見て歩きました。
実に楽しかったし、なるほどという豆知識、
見どころ、ここに注目など、本当に楽しかった。

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作品を撮ることもできる。

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レオナルドダヴィンチの受胎告知。
日本に来た時、見に行ったのですが、やはり本物を見た時の
鳥肌物だった感覚はなかったけど、
それでも原寸大でみられる、これらの絵は
やはり本物でなくても、見る価値はあると思うのです。

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モナリザもルーブル美術館よりも、そばで見ることができるし(笑)

あっという間に、1時間のツアーが終わり、
レストランで食事をすることに。
軽く食べられるくらいまでに復活したので、
鯛茶漬けをいただくことに。

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出汁がおいしくて、生きた心地がします。

昼過ぎからの2時間ツアーが始まり、そちらにも参加することに。
休憩なしの2時間なので、疲れるかと思いましたが、
こちらもあっという間に終わってしまいました。

音声ガイド機も借りることができますが、
やはり解説員の方と一緒に歩きながら見るのが
効率よくてよかったと思います。

その後、見られなかった区域を歩いてみると、

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懐かしいキューピーのお葬式の絵がありました。
うん十年前、ルーブル美術館に行ったときに、
ガイドブックに載っていた、キューピーのお葬式の絵を
探し回って、この絵の前で写真を撮ったことがありました。

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もう、二度と観られないだろうなと思っていましたが、
思いがけず、こんなところでお会いするとは。
この絵の前で、おなじように写真を撮りましたが、
絵は変わらずも、撮られている人物の劣化が激しいようで(笑)

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Eテレで好きな「びじゅチューン」の「貴婦人でごめユニコーン」
の題材になった「貴婦人と一角獣」もありました。
もちろん「ごめユニコーン~、ごめユニコーン~」と唄いました。

一日かけて館内を巡ったのですが、それでも見ていないところがたくさん。
またいけたら、開館から閉館まで居たいなぁーと思う
そんな美術館でした。

ホテルに戻って、本日は炭火焼きディナーコースでした。

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おいしくお肉を食べるのは、やはり焼いてもらうのが一番だと
思うのです。
やっぱり焼きすぎてしまいました。
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ホルモン鍋もおいしくいただけました。
ただし、本日はおとなしくジュースのみ。
友人よ。本当に申し訳ありませんでした。
以後気を付けます。

旅行での最後の晩餐なので、反省会をしつつ、
来年の夏旅行のプランも少し話し合いましたよ。

明日はバスで淡路島を抜けて、大阪に出ます。

『ごめユニコーン』

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