ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古 洋裁作品をUPしています。 他に旅行記や闘病記なども。

2016年11月

10月30日(日) 春日大社

本日は最終日。
ゆっくりめの朝を迎えました。

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ゆるキャラに見えてくる目玉焼き。

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肉肉しい、ハムとパセリのオムレツ。
私はオムレツが好き。たぶんケチャップが好きなんだな。

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そして、カリカリのシナモントースト。
美味しかったぁ。

時間をかけてゆっくり食べたのに、
チェックアウトして向かった先は、カナカナさん。
そう、あのモンブランを食べに。

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人通りがまだ無い「ならまち」それほど早くに店先で並んでしまった。
「早すぎたかな?」と思っていると、わんさと人が並び始めた。

一番最初に入って、頼んだのが

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モンブラン。さっき食べたばかりなのに。
今回は一人一個。
メレンゲと蕨もちと、クリームの絶妙な配分を考えながら
無言で食べている二人。

さて、この後はどうしましょうか?
そうそう、新しくなった春日大社に行くんでした。

横道から春日大社へアプローチ。
途中、天神様にお参りして、石灯籠の道へ。
すると、モデル並みの佇まいの鹿さんに遭遇。

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このまましばらく動かない。
シャッターチャンスとばかり人垣ができ始めた。

写真館で子供の写真を撮るように、
鹿が注目してくれるように、ワシャワシャと手を振り
「こっち見てー、こっち目線くれませんかー」と声をかけた。

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『馬鹿か、コイツ』と思ったのか、視線もらいました!!

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 久しぶりに来た春日大社は、初詣か?と思うほどの人ごみ。

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さぁ、結果発表です。という、せんとくんに促されて。
 
白鹿ちゃんのおみくじは、大吉でした。
病は、軽けれど、長引くでした。
はぁ、前回も出ましたよアタシ。
おみくじを畳んで、財布に入れました。
どうぞ私を守ってくださいねと。

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神様のお引越し前で入れないところもありましたが、
久しぶりに来ると、やっぱり春日大社はいいなと。
春日の原始林も散策してみたいなと、
まだまだ奈良熱は冷めそうにありません。

さて、来年の春に行くことはできるのでしょうか。
快慶展を観に。
その前に、軍資金を貯めなければ。

『今年もありがとう』 

10月29日(土) 秋篠寺

奈良の朝は、至福な朝。

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ほわっ、ほわっのオムレツに、粉っ、粉っの粉砂糖のフレンチトースト。

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さらにメイプルシロップまでかけちゃう高カロリー朝食の始まりです。
ここまで脳に糖分をあたえておけば、今日も元気に動けるというもの。

行ってそうで、行ってなかった「秋篠寺」今日はそこに行くことに決めた。
近鉄大和西大寺から、バスで6分。
あれほど大和西大寺に行っていたのに、この寺に行ってなかったとは。

バスで降りると、住宅街の中にあるような寺。
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ひっそりと静かな佇まいと、緑が綺麗だなという印象。
入ると一面の苔むしたお庭。
フカフカの絨毯のようです。

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触りたい衝動と戦いながら、無心で眺めておりました。

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なかなか先に進めない。小さなどんぐりが可愛い。
中トトロが集めていた、どんぐりの袋から、こぼれてしまったようです。

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 あそこで寝たら、気持ちよさそう。

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 やっとのことで、本堂へ。土間だ。
しかも、お目当ての仏像群に、かぶりつきで観られるような配置になっている。

「えぇ、こんな近くで見ていいんですか?」
内陣だったところに入って見れる。

ここのお目当ては、みなさん「技芸天」だと思います。
腰をひねって、顔を傾げて、今にも踊りだしそうな、
動きだしそうな、そんな感じです。
見惚れるとは、まさにこのこと。
実際、小一時間座ったまま動かない方が多いと聞く。
東洋のミューズと言われているそうだが、
よくわかる気がする。

薬師如来様の脇には、日光、月光菩薩、そして十二神将もいるが、
すみません、伎芸天様に釘付けですわ。

こちらには、6月6日にしか拝観できない
全身に蛇を巻き付けた「大元師明王」もおられるそうだが、
写真で見ることができた。
凄い迫力です。この日には大変混雑するそうですが、
静かな気持ちで、伎芸天様を見ることが出来て、本当に良かった。
そして、何故もっと早く来なかったのかと。あぁ、これてよかった。

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 さてさて、帰りましょうかと道を歩いていたら、
先ほどは気が付かなかった、トトロの巣を発見。
違うか?なにかの鳥の巣に、参拝者がどんぐりを入れて行ったのか。
心がほっこりしました。

と、遊んでいたらバスが行ってしまったようで、
大和西大寺まで歩いて帰りました。
20分くらいでしょうか。そこからまたバスに乗って
朱雀門へ行きました。

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初めて行ったときは、門が閉まっていたのですが、
今回は、催し物をしていて、入ることが出来ました。

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そして、こちらも前回休館日に来てしまった、大極殿。
やっと入ることが叶いました。
遷都1200年の年には「空いたら行くは・・・」なんて言ってましたが。 

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高御座から見える景色を、ボランティアガイドの人が説明してくれました。

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上級貴族が手前で、下級貴族が門の外。
手前に置かれた旗の支えになった三本の穴が
発掘調査にて、わかったということで、記録には残っていたが、
実際のところはわかっていなかったのが、実査に発掘されたて
証明されたと説明を受けた。

そうか、昨日観た正倉院展の大幡残欠は、このように使われていたのかと納得。

そして、お腹がぐぅーと。
またしても昼抜きになるところだった。
周遊バスにて、奈良県庁まで戻ってきた。

時間にして14時過ぎ。
幡・INOUEにて、お昼ご飯を食べた。

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沢山歩いたので、美味しかった。

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ほどなくお茶の時間。そのままティータイムへ突入。

またまた「ならまち」をブラブラしながら、たまたま入った雑貨屋さんの入口に

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にゃんこが二匹。
鍋猫状態。
いちよう、看板猫らしく、入って行ったら起きてくれたけど、
すぐに

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ぐぅー・・・
でも、でもと眠い目をこじ開けてくれた、そのクロネコちゃんの目は
ビー玉が入っているのかと言うくらい、綺麗なブルーなおめめ。
かわぇー。
撫でさせてもらって、癒されたぁ。

お昼が遅かったので、簡単に食べて帰ろうということになり、
ピザを食べに行きました。

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石窯ピザ~、

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エビマヨ~

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カクテルもたくさんの種類があって、楽しい晩餐になりました。

同じ通りの並びにあるパン屋さんのシャトードールさん。
こちらのシフォンケーキが美味しいというので、お土産に買って帰りました。

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一切れ160円。
しっとりしていて、程よい甘み。
翌日もお家土産として、買って帰りました。
潰さないように帰りましたが、ものの見事に潰れて。
しかし、お皿に乗せてしばらく経つと復活。
ふっかふか。
そういえば、シフォンケーキは潰して型から抜く方法もあるそうですね。
パンのほかには、とんでもなく大きなクッキーがありました。
今度言ったら、クッキーも買ってみようかな。

『食べてばっかり』

10月28日(金) 正倉院展と夕食

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正倉院展は夕方からの方が空いている。
奈良に泊まるなら、是非夕方近くをおすすめします。

今回の正倉院展の感想としまして「なんか地味」という感じでした。
メインのお宝が無かったというか、ポスターの水差しを
こんなところで紹介しちゃうの?と言うくらい、
特別ステージが作られていませんでした。

それでも日本のお宝を拝見。時間をかけて見終わると
そとはとっぷり日も暮れて。

そして、一枚のチラシを発見。
なんと、来春「快慶展」が開催されるではありませんか!!
「東博にくるかしら?」とよく見ると、ダブルA面チラシ!
そこには来秋「運慶展」が東博にて開催!!

「運慶・快慶展かしら?そうですよね?」とチラシをひらひらさせたのですが、
どうやら、「快慶」は奈良、「運慶」は東京みたいです。

「快慶が見たい。運慶は見るけど、快慶が見たい!!」
私的には、快慶が好き。フィギュア的要素が強いところが好きなのかもしれない。
運慶は王道の仏像。究極の仏像美を作り出し、
快慶は躍動感あふれる、見せる仏像美を作りだしている。

『意見には個人差があります』

「春来てもいいよ」と言ってくれた友人。
友人も今大変忙しいのに、今回来てくれただけでもありがたいのに。

取りあえず、来年二月の術後半年検査に合格(?)したら、もう一度
「行けます?」と聞くので、とお願いしました。
行けるといいなぁ。

チラシを大事に持ち帰り、本日夕食を予約した「菊水楼」へ。
こちらは見た限り、とても敷居が高かったのですが、
夏に旅行に行かれた方が、奈良に住む、ご友人に連れられて行ったところ、
大変良かったので、是非行ってみてと薦められたのでした。

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今回洋食レストランを予約したのですが、
大きな大名屋敷風の門構えに菊水の暖簾。

「アタクシ、こちらのお店でお食事ですのよ」と言う感じに
夜道をとぼとぼ帰る、観光客に高々とアピールするように
颯爽と、暖簾をくぐったのですが、
ドンドンと太鼓がなりそうなこの玄関を見て、
Uターンして、表に出てきてしまいました。

「思ったより、心構えが出来ていなかった」
「こんな、リュック背負ってて平気か?」

「なけなしのお金をコツコツ貯めて来た、一般庶民の愚行とお笑いください」
という気持ちで、再度訪問すると、
脇からスッと入ってきた男性が、入りずらい玄関を解放してくれました。

たまたま空いたオートロックのドアに、住民に紛れて入り込むような
そんな不審者のように・・・

「予約したものですが・・・」と言うと快く招き入れてくれました。

シェフおすすめのコースを頼みました。

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大きなお皿に「ちまっ」とのった料理。
『ちっさ』正直者は馬鹿をみる。

なんのなんの、これが適量だと知るのは、
全てを食べ終わった後。

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フォアグラのソテーの美味しいこと。

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ポロ葱のつけ合わせが美味しい、白身魚。
普段あんまり、魚料理が美味しいとは思わないんだけど、
久しぶりに美味しかったな。

お店の外を見ると、池が見えて、その対岸には奈良ホテルが見えます。
テーブルのランプを頼りに、食事をするような、
店内の照明が抑えられており、落ち着いて食事ができるよい場所でした。

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普通は少し冷めてしまうのですが、
皿に盛られたお肉なのに、熱々でビックリしました。
きっとオープンキッチンで、客席に近いせいなのでしょうね。

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そして、最後にカレー。
追加料金を出せば、締めはカレーなのです。

こちらも美味しかった。
今までの味の印象が、最後は全部カレーに持って行かれてしまうのですが、
それでも締めはやっぱりカレーになります。

ここまで食べて、お腹は満腹。
やはり適量なのです。
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最後のデザートは多め。
これはうれしい限りです。

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一日目としては、十分すぎるほど贅沢な時間を過ごせました。

ホテルに帰ると、ピアノの演奏で歌を唄っていました。
テネシーワルツを唄われた時、ふっと、湯布院の亀の井別荘で聴いた
蓄音機を思い出しました。

旅行の先の夜に、テネシーワルツを聴くのは2回目。
旅行の夜にはテネシーワルツがよく似合う。違うか。

『秋の夜長に唄が沁みる』 

10月28日(金) 奈良町でお買いもの

毎年恒例の秋の行事。
奈良に正倉院展を見に行く&買付旅行が始まりました。

今年は夏旅行用の大きなキャリーバックをゴロゴロ引いて、
戦利品を入れる気満々。
近鉄奈良駅に着いたとたんに、土産用の菓子と自分用を物色。

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やすらぎの道と三条通りの交差点近くにある「柿の専門」
ここの「柿もなか」が好きなのと、夏に奈良に行った方から頂いた
「柿バター」がとても美味しかったので、買いに来ました。

断捨離しました!と言う感じのスッキリとした店内。
JR奈良駅にある「かきいろ」同様、商品選びに集中できる雰囲気です。

「柿バターの無くなった喪失感?がっかり感?」
お土産で出会った柿バターの感想を友人に話すと、
友人も1つ、お土産に買っていきました。

三条通りを抜けて、本日のお宿、奈良ホテルへ。
荷物を預けて、そのまま ならまち の「カナカナ」さんへ 

10時半を過ぎており、すでに行列が出来ていました。
ギリギリ座れるかどうか?という人数でしたが、開店と同時に着席することができました。

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ほっこりする味と言いますか、毎度癒されに来ています。

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町屋カフェが増えていますが、カナカナさんは
ばあちゃんの家に帰ってきて、ご飯を食べているような感覚です。

別腹でデザートを頼みました。

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帽子を被ったようなタルトタタン。

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そして、私が思わず「生きててよかった」と言ってしまった、
絶品、和栗モンブラン。
茶器の中に、焼いたメレンゲと蕨もち、生クリームに和栗のお蕎麦!
蕎麦・・・なんて言うの?この、この。

これは、再度訪問して、これだけを食べに来ようと決め、
「電話すれば、お取り置きできます?」と友人が聞いたほど。

お隣の「ならまち工房」を覗きながら、散策開始。
各店の紹介ケースを見たら、ムーミンの名刺が。

「北欧雑貨とカフェ・・・・行きたいんですけど」

2階の突当りにある「moi」さん
店内に入ると、魅惑のムーミン雑貨が。
盛岡に行ってもムーミン雑貨を買ってきて、
奈良に行ってもムーミン雑貨を買うのか!! 

と、言いながら店内を物色していると、見たことがないお皿が。

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上二枚は、プラスチックなんです。
下は陶器物。
そして、なんとお安いんです!!
ミィーなんて、最後の一枚。必然です、必然。

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これ見たら買うでしょ?この皿だけは持ったまま店内をうろつく私に、
「それ、最後の一枚だから離さないの?」と笑う友人。
だって、そうでしょ。

「気が狂う」とつぶやいた私に、店主さんが大笑い。
そこからお話が弾み、なんと三ヶ月前に開店したばかりとか。
そして、一度も北欧に行ったことが無く、日本で頑張って仕入れているのだとか。

「だって、このお皿も見たことがないですけど、てか、こんな安くて大丈夫ですか?」と
心配すると「みなさん言いますけど大丈夫ですよ」と余裕なお答え。

また、必ず寄らせていただきます。
日本各地でムーミングッズを買うようになってしまった。

次に行ったのは、靴の「NAOT」
去年一目惚れならぬ、履き惚れしてしまったショートブーツ。
今年はロングブーツを買いたくなり、やってきました。
えぇ、身の程知らずなんですけどね、私の足には。

事前にwebにて、色々買うものをリストアップしておりましたが、
やっぱり履いた雰囲気を見ると、これだなぁーと言うものがあり、
黒のロングブーツを買いました。
そして、他にも気になる靴を試履きしたのですが、
自分の好みは、ブーツ系なんだとわかりました。
くるぶしが隠れる・・・。これが大事。

たぶん、靴下のおしゃれに自信がないのだと思います。

靴の名前ツラツラと言う私に、店員さんが
「覚えてくれたんですか?」と言うので「webの見すぎで覚えました」

靴の名前が、人の名前のようなので、
「あの子がほしかったんですけど・・・・」と言うしまつ。

さんざん悩んで「ビエントさん」を購入しました。
ヒールなしの方が、私には合うようです。
そして、なによりも、おみ足の立派な私にも履けた、
いや、入ったロングブーツ。希少です。

ロングブーツを店に預けて、次の店へ。
本日のメインは、確か正倉院展なハズ。
展は展でも、店に興味があるのです。今は。

と言うことで、ならまちにある、知りうる限り
そらで行ける店に立ち寄り、気を良くしていたら、
財布の紐がブチ切れて、店内のレジにぶちまかれました。

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で、気が付いたらこんな感じ。

チェックイン前に、すでに手荷物を預けていたのに、
チェックイン時には、さらに両手に袋で、
カウンターから後ろを振り返ると、ご案内の方が、台車を用意してました。

旅行、今日が最終日じゃないんですけどね。
まだ、奈良について半日しかたってないんですけどね。

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お部屋に入って、荷物を置いて、すぐに正倉院展へ行きました。
すぐ?やっとですね。

『吟味&衝動買い』 
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