ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2016年06月

乳癌の告知

バコラ生検をしたのだから、全員が癌というわけではないそうだ。
ここで白判定を頂く方も結構いるのだとか。
それに期待をかけて伺ったのですが。

2016年6月14日

ドアをノックして、自分の名前をフルネームで言い、
椅子に座った途端に

「しろみさん、結果ですが癌でした。こちらで診察を進めて行くことになりますが、
よろしいでしょうか?」

言葉は悪いが、瞬殺ってこれ?
「あぁ、そうですか。はいお願いします」

正直なところ、結果が分かって安心した。

手術時期は、混みあっていてしばらく待って頂きますが、
手の空いた先生に診てもらう方向で大丈夫ですか?
手術に向けて、今日から検査をしてもらうが、空き時間はありますか?

等と、事務的に話されて「はい、はい」と答えて
最後にやっと、いくつか質問をすることができた。

去年の検診時には、それらしき片鱗はあったのですか?
エコー時、かなり時間を掛けられていたので。

と聞くと、去年の画像を見せてくれて、何も写ってはいなかった。

腫瘍の大きさはどのくらいですか?

一番大きい所が14ミリ、厚さてきには3ミリの所と、6ミリのところと
形が大分 いびつ になっているようだ。

ステージ的には?
2センチ以下なので、ステージ1ですが、
リンパに転移していれば2にも、3にもなります。
ただ、初見での触診では、リンパは腫れていないようなので。

私は喘息持ちなので、MRIが出来ない。
これはもぉ、出遅れ感があるのだが、
とりあえず、エコーで再度丁寧に腫瘍の様子を見るとのこと。

左側だったので、またモニターを見ながら検査を受けた。
腫瘍の縦の長さと深さを十字に測定してクリックを繰り返していた。
今までは乳房の上だけだったが、
脇のリンパ腺のあたりも見始めた。この部位は検診では見なかった。
かなり脇のあたりをグリグリとみていると、
これまた、怪しい腫瘍の陰が出てきた。

オンラインゲームのガンホーのロゴのような形だ。

『やば、ちょっとこれヤバいって』と心臓がドコドコなった。
縦と厚さを計測していた。

脇の下に腫瘍らしきもの。
これはもともとの悪性腫瘍なのか、新しい物なのか?
パニック状態。
『なっ、なんでも覗き込めばいいってもんじゃないな・・・』と
すこし後悔。

終わって、採尿、採血。
採血は試験管に5本くらいとられたような。
いつもよりもかなり多くの本数だった。
腫瘍マーカーなども見るんだろうな。

次に、心電図と負荷心電図。
ととさん が、手術前にやって話に聞いていた負荷心電図。

『そうかー、これか、ととさん がやったのはこれだったかー』と
ふふふっと笑ってしまった。

話しにはきいていたが、ひとつひとつ、ととさん と同じ体験をする娘。
そして、今頃になって、ととさん の気持ちを初めて理解し始める娘。

ひとしきり検査を終えて、次回の初めて主治医と会う診察日を予約。
6月29日になりました。
後で知ったのですが、病院のHPに、現在の手術待ち約2か月・・・
なんですとぉー。
混んでいる病院とは知っていたが、2か月の間に転移したらどうするのよ?

思った以上に、自分の状況を把握できていなかったことに反省。
次回、主治医の診察で、色々と教えてもらえるのだろうか。

母に電話をして、告知されたことを告げると、
落胆ぶりと、励ましと、そしてパニック。
そりゃ、そうだ。
ととさん が直腸がんで亡くなって4年しかたっていないのに、
次に娘が乳癌だなんて。

とりあえず、上司に癌告知のメールをし、
友人にもメールした。

家に帰り、少し休んで歯医者へ。
なんとも過密スケジュール。有休を有効に使わなければ。
余りにもあっけない告知のため、涙も出ず、まだ理解していない状況。

17時前に、兄に電話をした。
「この時間に私が電話するんだから、ろくな話じゃないんだけど、
乳癌になりました」と告げると、兄も

「はぁぁぁ?」

ってなりますよね。

「お前は大丈夫って言うけど、大丈夫じゃねぇーだろう」と兄。

うん、今が一番元気な状態だから、大丈夫なんだけど。
うん、なんかまだ他人事なんだよね正直。

同じ病院で手術を受けた人たちのブログを何件も見た。
ありがとうございます。大変参考になりました。
でも私は、病院名は書けないよ。
自分で体験しないと、やっぱり色々わからないし、
判断基準にされても、困るし。

ただ、体験したことは書いて行こう。
私の外部記憶装置として。

いまだに、ととさん の直腸がんのカテゴリを訪れてくれる人が沢山いる。
自分の書き込みも、誰かの役に立てるならうれしいと思います。

バコラ生検 

2016年6月7日

朝一、いきなり処置室に呼び出される。
自分の名前を名乗るなり
「今日は何をしに来られましたか?」との問い。
カチン!

「バコラ生検を受けに来ました」
「どちら側の胸をやりますか?」
「左側です」
「そうですね。只今準備をしているので、もう少しお待ちください」

認知症のテストかと思いましたよ。

理解をしているのか?という事でしょうね。
バコラは局所麻酔を用いての検査となり、検査料は手術のカテゴリに含まれておりました。

診察台に上がるなり、ポピヨドンの消毒液を塗られて
穴の開いた布を掛けられて、検査がスタート。
左胸の脇に近い所なので、横向きにさせられ、
エコーのモニターをよく見られたので、
観察しながら検査を受けました。

まずは良性のしこりから。
良性とわかりきっているので、細胞診をしても
「前回と同じような結果が出やすいと思いますが、
やりますか?」と聞かれたので、

「構わないので、やってください」とお願いしました。
この際なので、何でもやっておこうと。

麻酔をかける前に始めりました。
どうせなら、局所麻酔をしてからにしてよ。

そして、いよいよバコラスタート。
細い長い針で、局所麻酔を。
しかし、乳腺が固いらしく、一向に針が腫瘍周りに届かず、
苦戦している模様。針を変えようかと室内があわただしくなったところ、
ようやく貫通?

「あぁ、大丈夫です。針が届きました」

思わず「すみません」と謝ってしまい、

「謝ることなんてありません、しろみさん乳腺が若いですね、
20代の乳腺の固さです」と言われました。

乳腺が若いと言われましても、それは出産経験もありませんから、
未使用ですし、血管年齢が若いです!と言われたわけでもなく、
乳腺が若い・・・微妙です。喜んでいいのか、本当に微妙。
まぁ、若いなら何でもいいか。

バコラは痛みが酷かったとか、血しぶきが飛んだとか、
バチンッというバネのような音が怖かったとか
色々書いてありましたが、

実際受けてみると、全然でした。
水槽の空気ポンプを動かしている、ちょっと大きなバッテリーの音がして
カシャン、カンシャンという、バコラを作動させている音は
おもちゃのプラレールが走っているような音で
不安感はまるでなし。

『なんだ、心配しすぎた』と思いながら、モニターを観察。
腫瘍を針でそぎ落としながら、管に組織が吸い込まれていくのが見られました。

「痛かったら、声を上げても構いませんからね」と言われましたが、

『声を上げるって、どんだけ痛いのか?っていうか麻酔してますよね?』

と思いながら、カシャン、カシャンとプラレールが何度か走り去っていくと
徐々に 「みぞおち」あたりが痛み出した。

ゼムクリップで、肉をひっかけられて、左側に徐々に引っ張られている感じ。
「痛いかな、痛いかも、みぞおちあたりが・・・」というと

「あと1回音が鳴ったら終わりますからね、頑張りましょう」と声を掛けられ続行。

そうだよね、いつもそうだ。声をかけてと言われて
中断することは絶対にない。
歯医者もそうだった。

「中に溜まった血を抜きますね。少し押します」
無事に終わると、患部を10分間圧迫止血する。

人によっては、固まった血がコブの様になったり、
アザが広範囲にわたって浮き出てきたりして、
綺麗な状態になるには1ヶ月くらいかかると説明されました。

10分後、さらしで胸を強めにグルグル巻きに。
このまま神輿を担ぎに行けるような感じ。

きっちり24時間は外さないでくれと言われました。
「息苦しいですが、我慢してください」

今日はお風呂に入らず、明日はシャワーのみ。
3日目から、様子を見て湯船に入れるとのこと。
真夏じゃなくてよかった。

さらしを巻かれているときに、取った組織を
シャーレの綿の上において、ホルマリンに浸しておりました。
小っちゃい組織が5枚ほど。
「それ、取った組織ですよね」と聞くと、
「そうですよ」

遠目ではありましたが、綺麗な色で、ばら肉のような感じ。
赤と白が綺麗な ばら肉(笑)
『刺しが入っている。ふふふっ』
綺麗な色だったので、顔つきの悪い癌でないことを願う。

バコラの時は、帰りに下着はつけられないので、
ゆったり目の衣服を着るように言われていたのですが、
考えてみれば、前開きの服にすればよかった。
被りだったの、ちょっと苦戦しました。

さて、やってみての感想でしたが、案外平気でした。
痛みも出ましたが、耐えられないほどの痛みではなく、
ネットに脅かされた感満載でした。

しかし、痛みはほかにありました。
検査代。
2万5千円超え。 痛い、これが一番痛かった。

結果は1週間後。
翌日は仕事。重い物も運ぶ仕事なので、
1日目だけは、遠慮させてもらい、結局 さらし は
仕事を終えてから外しました。
 
『正直なところ、貴重な体験をしたなぁという感想』

精密検査の結果

2016年5月26日

精密検査の結果を聞きに来ました。
呼ばれると、前回とは違う先生。
眉間にシワを寄せながら伏し目がちに話す女医さんでした。

マンモの画像を見せてもらうと、
とても鮮明な画像。さすが3Dのマンモ。
腫瘍の画像も見せてもらうと、
アンドロメダ大星雲のように、周りの組織を巻き込むように
写っています。

構築の乱れ

腫瘍の周りが引き攣れをおこしているとのこと。
細胞診の結果、良性のしこりからは、血液しか採取できなかった。
疑わしき腫瘍からは、黒とも白とも言えない
グレーゾーンとのこと。

次回の再検査で組織を直接取る
「バコラ生検」を受けることになりました。

どこぞの政権のような名前に笑ってしまい、
良性の腫瘍の方は?と聞くと
もう一度細胞診をすると言われ、
「両方組織検査すればいいのでは?」と聞くと

「1日に2か所もやったら体力的に負担がかかりすぎます」と一喝。

おいおい、そんなにヤバいものですか?と不安になり
ネットで調べると、まぁ、すごい内容が次から次へと。

ようやく事の重大さに気づき始めて、
色々調べてみるも、不安がつのるばかりなので、
ネット検索をやめました。

この時期、同時進行で、歯医者の大かがりな治療を受けており、
歯医者、癌検診、歯医者、癌検診と忙しい日々を過ごしており、
有休を使いまくり始めました。

次回、バコラ生検は6月7日です。

新しいカテゴリを作りました

新しいカテゴリを追加しました。
乳癌日記です。

私、しろみは乳癌になりました。
ととさん さんが大腸癌を患った時に、人間ドックにかかったのですが、
その時に、乳癌検診で良性のしこりがあると診断され、
一部石灰化もあるため、年に一度は必ず検診を受けていました。

2016年4月20日
今年も検診を受けました。
前回の検診から1年と1か月遅れ。

検診結果に「精密検査を受けてください」の文字。

乳腺線維腺腫
腫瘍

と書かれていました。

乳腺線維腺腫はいつものことでしたが、
改行された「腫瘍」の文字を「悪性」とは思えず、
乳腺線維腺腫の腫瘍 と思い込み 
「なんだ、また新しくできたのか」とくらいしか思っていませんでした。

2016年5月19日
再検査に行くと、まずは触診。
先生が念入りに見ていると「あぁー、あったあった、これね」と
小さなノギスをポケットからだしました。
カチンときましたね。

3Dマンモグラフィー(トモシンセシス) を受けました。
カメラが180度動いての撮影。

次にエコー室に移動して、細胞診をしました。
エコーで場所を確認しながら、直接針を刺して
注射器のようなもので吸い取るのです。
採血をするぐらいの針の太さで、麻酔無し。
良性のしこり部分と、疑いのある腫瘍部分と2回しました。

何が行われているのか、可能な限り見たい人なので、
エコーのモニターを見せていただきました。

良性の腫瘍は丸く、外輪もはっきり写っておりました。
疑わしい腫瘍は、歪な形と外輪がぼやけて
縦長に平べったい感じに写っておりました。

ハリを何度もさして、腫瘍内部などの細胞を取っておりました。
ハリを刺すというよりは、針を使って内部を探るように
ブサブサとという感じでした。

痛みですが、我慢できないほどではないです。
声を上げるような痛みではなく、
終わった後の方が、地味に痛かったですね。

結果は 一週間後
明後日から、母と京都旅行に行く予定になっていました。
今から思えば、母の一番行きたがっていた
北海道にすればよかった。

『外部記憶装置としてブログを活用』

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