14時過ぎのあいづライナーで郡山駅まで移動するので、七日町散策だけにとどめた。
朝食時も希望時間を聞かれました。
和食の中から、洋食をチョイスすると、こんな感じに。
なので、とりあえずパンがあって、そのほかは和食って感じです。
卵料理が、厚焼き玉子になってしまいましたが、これがとても美味しかった。
ヨーグルトがパックってのが残念です。一気に、生活感がでてしまい、
旅行の醍醐味が消える感じです。
こづゆ があったので、こちらも食べました。
好きな味ですね。餅を入れて食べたい。
フロントから、東山温泉駅か、武家屋敷まで送迎しますと言われたのですが、
せっかくなので、ゆっくりと坂道を下りながら東山温泉駅を目指しました。
徒歩10分くらいと言われましたが、そんなにはかかりませんでした。
母が何か思い出せればと思ったのですが、その寂れ様を目の当たりにして
寂しさが募るばかりだったようです。
あかべえにのって、七日町駅で下車。
くるっと一周回って、会津駅に戻る予定。
七日町駅なら、座ってバスが待てるので、このコースにしました。
会津線の七日町駅。
雑貨屋とカフェが併設された、いい感じの駅です。
あたりを見回すと、まず最初に「阿弥陀寺」が目に入りました。
新撰組の斉藤一の墓があると言うので、参拝させていただきました。
小さなお寺で境内を巡っておりますと、
御三階とかかれた建物がたっており、説明文を読むと
「かつては鶴ヶ城本丸内にあった建物」とさらりと書かれており、
ひょぇーと驚き、こっ、こんなところに本物が・・・と興味深く拝見させていただきました。
本道に戻って、散策開始です。
レトロな感じの街並みで、お土産屋さんや雑貨屋さんが
並んでおります。
「もめん絲」さんを発見。
ガイドブックをみてから、行きたくてしょうがなかったお店です。
会津木綿を使った雑貨屋さんです。
お値段もお手頃価格で、兎の小物入れを購入しました。
オーナーさんが、気さくな方で、私が持っていたポシェットを褒めてくれて
自分で作った事を告げると、大変喜んで色々聞いてくれました。
手作りが好きな人ってみんなそうですよね。
レトロなお菓子屋さんが軒を連ねます。
こちらのお店では、小さな喫茶コーナーがあり、
疲れた時に休憩するには、いいのではないでしょうか。
お土産用の御菓子と、ケーキが揃った
蔵を改装したお店です。
店内を見て回っていると、母親が手を叩いて喜んでいます。
何事かと振り返ると、なんと、探し回っていた、
起き上がり小法師柄の、あのカップが売っていたのです。
しかもカップ&ソーサーで!さらに2000円でおつりがくる値段。
母娘で「あわわわわっっ」となり、店員さんを呼んで即購入。
その方もとても良い方で、窯元の説明などしてくれて、
「湯野上温泉駅でたまたま見つけて、ずっと探し回っていたんです!」
と、要らない説明までしてしまいましたが、大興奮で店を後にして、
「あっ、菓子も買わずに・・・カップだけ」と母が言い、大笑。
こちらの喫茶店では、このカップでコーヒーを提供してくれるそうです。
次回来ることがあれば、是非。菓子を。
アンティーク雑貨を扱った店も多かったですね。
七日町を通り抜け、気が付けば「野口英世青春通り」なんて通りを歩いておりました。
広場にたどり着き、トイレもございましたので、こちらで少し休憩。
今度は反対側の通りを通りながら七日町駅に戻ることにしました。
途中、クラフト雑貨のお店を発見。
最近の我が家は、木のスプーンが流行っていて、
起き上がり小法師柄のスプーン発見して、購入したカップに合わせて
購入しました。
いい加減お腹も減ったので、昼食先を探していたところ、
ガイドブックに載っていた、渋川問屋さんを発見。
入ることにしました。
予約をしていませんでしたが、案外すんなり入れました。
まぁ、あとでその理由がわかったんですが。
庄屋様のお宅に呼ばれたような、落ち着く店内です。
蔵の向こう側は、テーブル席になっているようです。
母が郷土色豊かな御膳を頼み、私はステーキランチを頼みました。
ステーキは大根おろしが添えられており、
焼き加減が、限りなくレアーな状態だったので、大根おろしが、見る見る赤く染まっていき
途中で気持ちが悪くなり、大根をよけて一気に食べてしまいました。
考えてみれば、九州旅行よりずっと
牛肉ばかり食べているような感じですが、申し訳ないくらい
特筆すべき点が無いお味でした。
母もだんだん口数が少なくなり、
とりあえず、残しては申し訳ないと一生懸命食べているようです。
「旅行の最終日で最後の食事なのに、なんかごめんね」と言うと
「しょうがないよ、見た目じゃわからないんだから」という母の言葉で
なんとなく、母も同じことを感じていたようです。
とりあえず、お腹も満たしたので
休憩していると、母がトイレに行くと席を立ちました。
その後、ホクホク顔で戻ってきて
「店内の感じがいいよね」と雰囲気の良さを話してくれて
やっと安堵感が出てきました。
まぁ、母親の接待ですからね。私の立場的には。
バスを待って、会津若松駅に到着。
外では、太鼓の演奏をしており、イベントが開かれていました。
電車が入線したと放送があったのですが、今回は指定席を購入していたので、
ゆっくりした後、ホームに向かうと、ばんえつ物語号が止まっていました。
あいづライナーの陰になっており、全長が見られなくて、
「あぁ、あっちのホームに行く!!」と騒いでいると、
蒸気を掃出し、煙が一層濃くなり、汽笛を数回鳴らすと
徐々に動き出して、ホームを出ようとしています。
「初めて!初めて、動いてるの初めて見る!」と母に興奮していうと、
母は乗ったことがある世代のようで、
「あっ、そう?」とあっけらかん。
「いやぁ、よかった。早くホームに来てよかった」と喜んでいると
頭の中は銀河鉄道999の主題歌がグルグルと(TV放送版の)
しかし、会津ライナーの顔もいい顔してるね。
なんか、舞妓さんのメイクのよう。
郡山まで、ほとんど寝てしまい、
郡山の新幹線乗り場に移動すると、
「はやぶさ」と「こまち」(間違ってたらすみません)の連結部分が
またしても、ホームあちら側で。
「あぁ、連結部分が見たい!連結」と騒いでいると、
「男の子じゃないんだから」と母が呆れた顔をしており、
普通に興味湧かないですか?普通に。
自分も乗る号車が、たまたま連結部分でしたが、
なんかテンション下がったです。
さてさて、無事母親を接待することが出来ました。
次に行きたいのは、長野の善光寺だそうで。
「身体が動く内は、毎年どこかに行きたいな」という母の願いを
叶えてあげたいと思います。
『もちろん、ととさんの形見も一緒に』