ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古 洋裁作品をUPしています。 他に旅行記や闘病記なども。

2010年08月

奈良の古寺と仏像展

日本橋にある、三井記念美術館で
「奈良の古寺と仏像」展をやっていたので、行ってきました。 

先月友人と奈良へ行ってきたばかりですが、
こちらの展示会をTVで知り、友人と一緒に行ってきました。

銀座線の三越前で待ち合わせし、駅から直結で美術館に入れました。
三井本館内にあり、内部は重厚な洋風建築になっており、
一見、ディズニーランドのホーンテッドマンションにでも
入っているような気がしました。

規模的には小さいものではありますが、
大変見ごたえがあり、奈良のそうそうたる寺院から、
仏像が集まってきておりました。

東大寺の四天王像がとても見ごたえがあり、
しばらく見入っておりました。
また、西大寺の塔本四仏像は、2体は東京・奈良の国立博物館にあり、
4体すべて揃うのは20年ぶりだとか。
「まさに同窓会ですな」と友人と笑いました。

また先月、唐招提寺の新宝蔵で拝見した、
如来立像が展示されておりました。
あの東洋のビーナスと呼ばれた「唐招提寺のトルソー」です。

7月20日からの展示でしたので、私たちが見た後
すぐにこちらにいらしたようです。

あの時は、扇風機の風にあたりながら、
汗をかきながら見ましたが、今はクーラーの中
ガラスケースを通して見ております。

照明に当たっているせいか、表面の傷がたくさん見えて
時の隔たりが見てとれます。
薬師如来か、地蔵菩薩像かの可能性が高いといわれますが、
他にもあった、地蔵菩薩像を見ると、私は地蔵菩薩だったのではと
思ってしまいました。

そのほか、長い間人々の救済を考え、修行したために
螺髪(髪の毛)が伸びてしまって、パンチパーマのようになった
仏像もあり、興味深いです。

最後に見た、元興寺の如意輪観音菩薩像は、とても安らなかお顔で、
バランスの取れた美しい像でありました。
今回の展示で、東大寺の四天王とこの如意輪観音菩薩が
大変気に入りました。

お昼は、ミュージアムカフェでランチ。
小さなスペースですが、大変おいしかったです。

その後、銀座へ移動して、映画を見ました。
豊川さん主演の「必死剣 鳥刺し」 (゚∀゚)アヒャヒャ

えぇ・・・感想は。
必死剣の意味がわかりましたが、必殺剣じゃなかったのねってことで。
必死になりますよ、あれだけされれば。
皆さんが、すごいと言っていた、ラスト15分(?)の殺陣ですが、
私は半笑いで見てました。

『いや~、ホラー映画見に来たわけじゃ、ないんですが・・・』

人物の心情の動きが、いまいち伝わってこなかったんですね。
何をするんでも突飛すぎに見えます。
時間が短すぎっていうのがあるんですが・・・。
残念だなぁー。もう少し良さがでてもよかったような気がするんですが。

その後は、カフェとレストランの梯子。
すでに、友人と来年の旅行の話が出てきました (* ̄∇ ̄*)エヘヘ

「来年はどこにしようか?どこになるんだろうか」ってね。

『盛りだくさん』
仏像ワンダーランド奈良

仏像ワンダーランド奈良

価格:1,050円(税込、送料別)

これを片手に、奈良旅行してきました。
大変参考になり、おすすめの一冊ですね。

熊野古道&奈良旅行「7月18日 戒壇堂と ココナラ ちゃん」

いよいよ最終日になってしまいました。
今日は東大寺の戒壇堂へ四天王像を見に行きます。

谷瀬の吊り橋以来、ずっと天気が続いており、
うっかりして、日光湿疹が出来てしまいました。
ぬかりました・・・ずっと雨だったので、日焼け対策を怠っていたら、
朝起きたら、手の甲や腕にブツブツと。
本日は長袖を着て、歩かなければ。

今回もキャリーバックを近鉄奈良駅のコインロッカーへ。
無印のキャリーバック(大サイズ)でも、300円ロッカーに収まります。
ただし、鍵をかけるときは、力いっぱい押さなければいけません。

すると、去年お世話になった、コインロッカー係りのおじ様が
様子を見に来ました。
「大丈夫?その大きさ」
「あぁ、平気です。去年おじさんに教えてもらって、ここ入りましたから」

おじ様の顔がパッーって明るくなって「あっ、そう?去年も?」
「はい!その節はお世話になりました」とあいさつして東大寺へ。

奈良市役所の横道をのぼり、戒壇堂へ直接行きました。
東大寺のはずれにあるので、あまり人が来ませんが、
是非、寄られる事をおすすめいたしますよ。

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塑像(粘土、土ですね)で出来ている四天王のリアルさと言ったら、
広目天のダンディーさに、惚れてしまいます。
目は黒曜石で出来ており、堂内に漏れる光で
見る角度によって光ってみえたり、目が動いているように見えます。

四天王に踏まれている餓鬼もリアルすぎちゃって、
「かわいそうだ・・・」と思ってしまうくらいの踏まれっぷりです。

中央には多宝塔があるのですが、この作りも見事です。
何やかやで2周半くらいして、じっくり見ました。

外に出ると、友達が空を指して何か言いました。
「あぁ、雲が虹色」しばらく見入ってしまいました。

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さて、次は奈良町へ。
暑さでクラクラしながら歩き出し「あぁ、忘れた!」

そうです。戒壇堂の裏手にある素敵なカフェに行くのを
暑さのせいですっかり忘れてしまいました。
友人は戻ろうか?と言ってくれましたが、戻るには随分な
距離でしたので「これをネタに、また来る」と言い奈良町へ。

何故、奈良町なのか?と申しますと
「ならまち紅屋」さんの看板商品「ココナラちゃん」を買うために。
既に家に居るのですが、そのお婿さんを迎えに行きました。
事前に予約をさせていただき、オーナーさんの計らいで
お見合いをさせていただくことに。

お店番のおばあ様とは、去年お会いしておりました。
事情を説明すると、お婿さんを連れてきてくれまして・・・
一目惚れです。もう一体は事前逃亡されたようで、
見つからず、店内のココナラちゃん捕獲、
いやいや、お誘いして決めました。

お婿さんを2体お迎えです。
すると、可愛らし女の子が・・・オレンジと黄色で悩み
悶え苦しんでいると「黄色が相当可愛い」と友人。

家にいるココナラちゃん達との組み合わせを考えて
オレンジの女の子を。
で、とうとう3体お買い上げ。

しばし、お婆様との会話を楽しみ・・・
お互い「来年の人が少なくなってから大極殿は見に行く」に
大笑いしました。

その後、お昼を食べたかったのですが、
この遷都ブームで人が多く、奈良町でお昼を食べるところが
混雑しておりました。

しばらく歩いていると「あしびの郷」が見えました。
こちらで、お漬物ご膳を頂きました。

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ぜいたく豆本舗で、お土産のお菓子を物色。
これで思い残すことなく、帰れます。

さて、今回の旅行は全部自分達で手配して、ルートを調べ
スケジュールを立て、本当に楽しかったです。
あいにくの天気・・・たくさんの水害をもたらした
後半の梅雨の時期でしたが、予定していたことが
すべて上手く出来たことに「運がよかった」という感じです。

来年もまた、何処かに行きたいな。

『お疲れ様でした』

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     ココナラちゃん ファミリー(棚まで買って・・・)

お婿さんをお願いすると、通常より、一回り体が大きく作ってありましたね。

今回購入は、
お婿さん①(体が小さい:設定的にお婿さんに格上げ)
お婿さん②(おとり置きしてもらっていたもの)
お姉ちゃん の3体。

お姉ちゃんが一人あぶれてしまい、
ピンクとお婿さん②の間に入り愛人になりそうになったので、
急遽、お姉ちゃんという設定に。
飼い主としては、気を使うのです。

無題


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熊野古道&奈良旅行「7月17日 奈良市内」

朝から日差しが照りつけており、これはまぎれもなく梅雨明けですね!
と窓に向かって言いつつ「ゲゲゲの女房」を見てから朝食へ。

今日は奈良市内を観光。
最初の目的地は、興福寺の国宝館。
リニューアルしてから連日入館待ちが出るほどの
盛況ぶりだそうだが・・・

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土曜日ではあったが、10時前についたので、
待ち時間はなかった。
案外すんなり入れたが、さすが館内は混雑していた。
しかし、上野で見た阿修羅展に比べれば
ゆったりと鑑賞することが出来た。

国宝館はこれで4回目であるが、
見なれた仏像やその他の像が、芸能人ばりにスポットライトを浴び、
背景の色も相まって、格が上がったような気がした(笑)

ガラスケースから出されたこともあり、身近に見ることが出来て
ワクワクします。
また、不動の地位をきずいております「千手観音菩薩像」にも
スポットライトがあたっており、
今まで以上に、お顔の表情が読み取れ、
目が潤んでいるように見え、思わず見とれてしまいました。

天燈鬼・龍燈鬼も、ユーモラスさを際立たせています。
こんなにカッコよかったっけ?なんかすごい肉体美。
ライトのおかげか?

今回は国宝館のみ拝観して、
次は薬師寺と唐招提寺に向かいました。


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薬師寺の塔が、今秋より本格的に解体修理に入り、10年は見られない
ということで、特別に東塔西面の扉を開扉し、内陣が見られると
いうので、行ってきました。

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天井画が今でも残っているので、鏡を使って
内部までよく見えるようになっておりました。

間口が狭いので、順番に見るため、
長いことは見ていられませんでしたが、それでも案内の方の
話を聞いて、大変勉強になりました。

2年前に来た時は、日光・月光菩薩様が、
上野から戻られたばかりで、足組みの奥におられましたが、
今回はちゃんとした姿が見られました。
何度見ても、お美しいお姿です。


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お昼近くになると、いよいよ暑さにやられてきました。
唐招提寺に向かう途中で、レストランに入り、避難しました。

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   レストラン大納言で食べた ミルク宇治金時

冷やしとろろそば では涼が取れず、デザートにかき氷を頼み、
キンキンに身体を冷やしてから、表に出ました。

「うーん。適度に暖か~い♪」

しかしながら、唐招提寺に着くまでは間に合いませんでした。
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こちらも2年ぶりですが、前回はまだ改修工事中でした。
今回初めて金堂内部を見ました。

中に入ることはできず、表から見るだけですが、
それでも圧倒されます。
上野の唐招提寺展で観た、盧舎那仏坐像も
光背がついていたので、違った印象に見えます。
やはり、博物館や美術館より、堂内でみた方がしっくりしますね。

今回は新宝蔵に行って、、「唐招提寺のトルソー」を見て来ました。
「東洋のビーナス」と呼ばれているそうですが・・・
ルーヴル美術館の「ミロのビーナス」と比べているのだと
思いますが、私的には、サモトラケのニケを見たときの
印象と同じものでした。

頭部がないのですが、その身体のふくよかなラインと
薄衣のひだの感じがとてもよく、どんなお顔だったのか
想像するととても楽しかった。

ゆっくり見たつもりでしたが15時前には観光を終えてしまいました。
暑くて他を見る余裕もなく、今年も大和西大寺に
マッサージを受けに行ってしまいました。

今日の夕食は、デパ地下で調達。
ホテルから赤ワインのフルボトルをプレゼントされていたので、
それを飲むために。

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侘しいわけではございません。おつまみ を買ってきたので。
ちゃんとデザートも買ってきましたよ。

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大和西大寺で評判のガトー・ド・ボワ さんのケーキ(一人分)
これは私が食べた分です。

友人とは20年近くの付き合いですが、
酔っぱらうとこうなるのか・・・と初めて知ったような(笑)
いやいや、まだまだ発見がありますな。
私はほとんど、顔色が変わらず足に来ますね。

明日で最終日。早いもんですね。

『酔っ払い女達。映画(踊る・・・)を見ながら突っ込みの応酬』


奈良散歩マップ

奈良散歩マップ

価格:1,050円(税込、送料別)

今回持って行った、ガイドブック。
地図上に散歩ルートが示されているので、
その通りに行けば、時間を無駄にせず
効率よく観光できるので、便利だった。

はじめまして奈良

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価格:1,680円(税込、送料別)

ならまち巡りに便利なのが、この1冊。
写真を見ているだけで、なごみます。

熊野古道&奈良旅行 「7月16日 谷瀬の吊り橋」


今日は朝から晴れております。
やっと傘なしでも過ごせそうです。

今日はいよいよ「谷瀬の吊り橋」へと行きます。
谷瀬の吊り橋は話だけは聞いていたのですが、
実際ネットなどで調べると、とてつもない吊り橋と言う事が分かり、
「行きたいよぉー」と友人に懇願されて、
『高いところが苦手な私が、揺れに弱い私が平気だろうか?』と
今回の旅行で、飛行機の次に、心配していた事項でした。

十津川温泉発 10:01のバスにのり、上野地に11:05に着きました。
そうそう、十津川温泉を過ぎると、左右の座席で、見所が出て来ます。

上野地では20分ほどの、トイレ休憩があります。
私たちはゆっくりと見学したいので、下車しキャリーバックを持って
橋の方に向かいました。

橋の横にはレストハウスがありましたので、
店主さんにお願いして、荷物を預かっていただきました。
(ちゃんと帰りには、食事をしました)

さて、いよいよ出陣です。
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     危険の文字にビビりながら

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最初は、友人と私くらいしかおらず、
思ったより揺れませんでした。
橋の上に人数が多ければ、多いほど揺れが生じますが、
二人ぐらいでは、揺れませんでした。

さすがに高さがあるので、ちょっとビビりましたが、
慣れると、本当に楽しい。
いやぁ、来たなぁー、このために来たんだもんと
うれしくなって、はしゃぎたくなるのをぐっと我慢。

途中、板がベコッっと上がり、悲鳴をあげました。
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後半、板の節穴から、下をのぞく余裕も出てきました。

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          下の木々が見えます。

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            下はキャンプ場でした

中心部分より、橋の付け根の方が揺れが大きいような気がします。
なので、このあたりで、断念してしまう人が多いのでは。
案外中心まで行ってしまうと、平気なのかも・・・・。

確かに、おっかなびっくりでしたが、なんとか片道を歩くことが出来ました。
対岸を見ると、乗ってきたバスが出発し、坂道を登っていきます。

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次のバスは13:38なので、2時間近くあります。
橋しかないけど、ゆっくり楽しもう。

今度は帰る番です。
ゆったり、周りの景色を見る余裕が出て来ました。

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うーん、とっても夏休みな感じです。
レストハウスに戻って、お昼を食べることにしました。

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 橋が良く見えるように、窓際を向いている席もあります。

窓際の席に座ると、目線が丁度、橋の位置に来ます。
食事した後に、友人に外に行かせ、窓際から写真を撮って遊びました。
また、後から来た観光客達の渡る姿を見て、
レストラン内のお客様達は、クスクスと笑います。
へっぴり腰なので・・・。

ゆっくり休んだので、また渡りに行きます。
今度は橋の真ん中で、座って写真を撮ったり。
結局2時間ちょっとの間に、3往復ぐらいしました。

奈良交通の最終バスがやってきました。
乗り込むと、お婆ちゃんが一番前に座って、
運転手さんと話し込んでいます。
運転中ずぅーっと(笑)

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終点の八木駅までは、3時間です。
バスの整理券番号が、55番です。v( ̄∇ ̄)v


バスからの眺めも最高で、寝ている暇がありません。

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バスの眺めも左右に代わるので、あちらこちらに移動。
(走行中の座席移動は大変危険なので、おやめください)
道路が狭いので、対向車が来ると、いい感じに道を譲ったり、
譲られたり。
すれ違う時は、神業ですね。

五条バスセンターに着くと、こちらでも10分くらい?の
トイレ休憩がありました。こちらが最後のトイレ休憩です。
このくらいになると、街中になるので、急にテンションが下がり、
後はひたすら寝ていました。

今日の宿は、JR奈良にある、日航奈良ホテル。
途中の御所駅から電車に乗れば、丁度いい感じに
電車で奈良駅に着ける計算でしたが、
路線を制覇するためには、終点まで行くのであります!
途中からは、乗り降りが激しくなり、渋滞も出て来ました。

感動のフィナーレ。八木駅が見えて来ました。
定刻の16:34をだいぶ過ぎています。
携帯で電車の時間を検索すると、時間がありません。

続々と下りていく乗客。
最後になったので「長いこと、お疲れさまでした」と運転手さんに。
「長かったでしょ?」と言われたので
「このバスに乗りたくて、来たようなもんだから」と言うと
「そう言ってもらうと、うれしいです」と・・・。

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駅やバスを写真で撮る暇もなく、切符を購入して、改札へ。
しかしながら、人の流れに乗れません。
ここ数日、人がいない(笑)ところばかりだったので、
改札に入っていくタイミングが分からない。
友人とゲラゲラと笑ってしまいました。

バスは、出発時間は多少(かなり)ズレていました。
運転手さんの出たい時が、出発時刻です。
しかし、電車はジャストです。
キャリーバック持って、走った、走った。

日航奈良は、今回で2回目。
こちらも、ホテル内「銀杏」の鉄板焼きがディナーが目当てでした。

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      牛ヒレにサーロイン(=゚ω゚)人(゚ω゚=)ぃょぅ!

昨年も美味しくて、今年も来てしまいました。
去年焼いてくれた、シェフさんとも再開。
なんか、覚えていてくれたみたいで。
相当、喧しかったからでしょうか。

日本一長い路線のバス に乗り、
日本最長の鉄線の吊り橋 を渡り
食べたかった鉄板焼きを食べに来た!

「遷都1300年祭に行きました?」とシェフさんに言われ、
「いぇ、いぇ、1300年だから来たんじゃなくて、鉄板焼きが食べたくて
来たんですから!!」

『大好きだ奈良!』


JR奈良駅直結で便利です。
1階には焼き立てパン屋さんがあったり、
洋服屋さんもあったり。
大浴場もあるので、のんびりできます。
奈良の常宿にしております。
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