ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古 洋裁作品をUPしています。 他に旅行記や闘病記なども。

2009年01月

今度は、アービタックスになりました

TS-1、FOLFOX、ゼローダと続けてきた抗がん剤治療ですが、
今度はアービタックスという、昨年の夏に認可されたばかりの
抗がん剤治療を始めることになりました。

抗がん剤治療の切替時になると、
どういうわけだか、自分の仕事休みと重なるので、
今回も付き添いで病院へ行きました。

アービタックス(一般名:セツキシマブ(遺伝子組換え)というのは、
EGFR(上皮細胞増殖因子受容体)を沢山もった癌細胞を狙って、
細胞分裂のスイッチとなるEGFRが働かないようにする薬だそうです。

人間誰でもEGFRという「たんぱく質」をもっていて、
この「たんぱく質」が細胞のサイクルをコントロールするしくみに
深いかかわりがあるそうです。

EGFRは細胞分裂のスイッチのようなもので、
細胞分裂が必要な状態になると、
スイッチがONになり、細胞の分裂が始まり、
必要な量の細胞が出来たらOFFになるんだそうです。

しかし、がん細胞は沢山のEGFRを持っているそうです。
なるほど、だから通常の細胞より早く分裂、
すなわち進行していくわけですな。

このEGFRのスイッチをOFFにするような治療をすれば、
がん細胞もふえなくなるのでは?
ということでEGFRを沢山もった、がん細胞を狙い撃ちして
治療する「分子標的治療薬」のアービタックスが開発されたそうです。

正常な細胞を壊さず、がん細胞だけに効く。
最近はそんな「分子標的治療薬」というのが増えてきたようです。

さて、父親が新しい抗がん剤に変わるといわれて、
数ヶ月経ちましたが、なぜそんなに遅くなったのか?というのが
本日わかりました。

このアービタックスの治療をする前に、EGFR検査というのがあったようです。
手術時に採取したがん細胞を使って、がん細胞にEGFRが見つかれば、
EGFR陽性と判断され、アービタックスの効果が期待できるため
治療を行うそうです。

父親が手術したのは2006年6月ですので、
2年半以上も、そのとき採取した「がん細胞」を保存しているのですね。
どうやって保存されているのか、知りたいです。
では陰性と出た場合は?というと、治療は出来ないそうです。

そして、父親は陽性(+)と判定されました。
先生の話しだと、約8割の人が陽性と診断されるそうですが、
父親の受診している病院では、検査した5人中、
父親でやっと2人目なのだとか。

アービタックスの主な副作用は
・にきびのような発疹
・皮膚が乾燥する
・皮膚にひび割れができる

この予防薬として、抗ヒスタミン剤を投与後、
アービタックスを投与するそうです。

初回と2回目は入院して投与。
後は外来でよいそうです。

「皮膚の発疹はコントロールが可能なので、扱いやすい副作用といえます」
とあるが、既に投与中の患者さんのブログを見たら
発疹に相当悩まれているらしい・・・。

来週から投与を開始。また出直しです。

『やれるだけやる』 by父。

リチャード三世 ?古田新太さん?

観られて本当によかったよ。

平日の昼間。
赤坂の駅で、友人らと待ち合わせ。

赤坂サカスへの直結エスカレーターに乗りながら、
「リア王はさ・・・」と友人。
「あれ?マクベスじゃなかったっけ?」と私。
「ハムレットではないけど・・・あれ、リ、リ、リア王?」

「あぁ、リチャード三世じゃん!」と大きな声。
とてもこれから、その芝居を観に行く人の発言ではありません。

舞台上には、暗がりの中に大小複数のモニター。
夜景が映し出されていました。
ロビーよりその様子を見て「綺麗・・・」と友人らと
口をそろえて言いました。

?上演?

およそ古典演劇とは思えぬ衣装。サイケデリックと申しましょうか。

古田新太さん演じるリチャードが、ICレコーダーを片手に、
これから起こす悪事を独白し、その台詞が舞台上のモニター画面に
ものすごい速さでタイピングされていくのです。

その台詞の速さと、聞きなれない古典的表現。
ICレコーダに悪事を吹き込み、その言葉がタイピング・・・。
舞台背景は城ではなくて、工場地下のボイラー室風。

あっけに取られている間に、オープンニングの大音響にモニターの映像の嵐。
舞台背景をスクリーンに見立て、映像が流される。
「寝るかも・・・」なんて内心思っていましたが、一気に心を鷲掴み。

台詞は古典。
しかし使う小道具には携帯やメール、ピストルにスクーター(?)
なんちゅう世界じゃ!と思いつつも、これもありかと。
かえってカッコイイ現代劇が繰り広げられているではありませんか。

そして、大女優というものを私は観ましたよ。
まさにあれが、舞台女優と呼ぶにふさわしい、
銀粉蝶さんと三田和代さんの演技力。
まさに台詞の渦に巻き込まれるような、
「呪い殺さんかな!!!」的な、
恨み辛みを吐かせたら右に出るもの無ぁーしっ!!
惚れたねぇー。あの台詞のリズムの心地よさ。

古田さんの悪役ぶりは、想像以上で、
まさに「人を信じず、己ただ1人のみ」
極悪非道を繰り返し、ものの見事に王座を奪えば、
これまたものの見事に転落していく。

その最後は、桜が散るような美しくさもなく、
情けないほどあっけなく、虫けらのように死んでいく。
通常、死者はスポットライトは浴びないが、
あれほどスポットライトが似合う奴がいるだろうか。

しかし、何も残らない。同情すらない。
それっくらい、憎憎しいリチャードを演じておられました。
かっこよすぎだろう!リチャード。それはズルイよ!古田さん!!

善も悪も、結局は当事者は学ばず、第三者が学ぶもんなんだなと・・・。


『笑いは封印?いやいや、ニヒルな笑いでしたよ』

ゼローダによる手足症候群?父親の場合?

先日、新しい抗がん剤の話を聞きに病院に行った父親。
しかしながら、血液検査をしただけで、またもやゼローダが処方された。

今月末に検査結果が出次第、新抗がん剤に切り替わるのだとか。
ちょうど仕事が休みの日なので、一緒に行こうと思う。

ここ最近の父親の副作用について書いてみたいと思う。
ゼローダの主な副作用は手足症候群である。
足の平の角化症が酷くなり、特に踵は「ひび割れ」が酷く、
カッターで何度も切りつけたようである。
皮膚の断面が見て取れるような、何層にも渡って裂け割れて、
角化した皮がめくれ上がっている。

処方されいる、ウレパールクリームを塗るときは、
必ずお風呂に入った後か、または足湯をして
綺麗に洗ってから塗っている。

父親は上手く足の平に塗れないので、
ほとんど私が洗って塗っているのであるが、
昨日、いつものとおりに足を洗って、しばらく足湯をしたあと
クリームを塗ると、親指の指先の皮が「ズルリ」と動いたのである。
肉が崩れたのかと思うほど「ズルリ」と大きく動いたので
怖くて触ることが出来ずにいると、
父親が慣れた手つきで、皮を持ち上げて剥ぎ取った。

その大きさは、まるで蝉の抜け殻のようだった。
皮がめくれた後は、綺麗な皮膚になっている。
血豆になって硬くなったところも、血豆ごと
ごそっとめくれることがある。

父親が、踵がザラザラしているのが気になるというので、
試しに角質取りのヤスリで擦ってみた。
これは、きりがないので、止めたほうがよいです。

右足の親指の爪は何層にも爪が出来て、牡蠣の貝殻のようです。
左足の親指の爪は、根元1cmくらいのこして丸ごと抜けそうです。

手のほうは、足のようにひび割れていることはありませんが、
常に掌は赤黒いです。
「ささくれ」が次々にできるので、ヒルドイドソフトという
クリームを塗っています。

両方ともクリームを塗って、症状が改善されることはありませんが、
塗らないよりも、ましだろうという感じです。

『ボロボロです』

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