ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2008年04月

新しい抗がん剤 ?ゼローダ?

22日から新しい抗がん剤、ゼローダを飲み始めた父親。
吐き気などが無いので、楽だと言っていたが、
もう1つの副作用が気になるようだ。

その副作用は、手足の痺れだ。
前回の点滴治療の副作用にも、末端での痺れはあったようだが、
今度は長く手足が痺れているようだ。

「足の平が痺れる。細かい砂利を踏みしめているような、
チリチリした感じ。指先は、指を引っこ抜きたくなるような、
嫌な痺れ方をする」と父。

前にも増して、コップや物が持ち難くなっているようだ。
ゼローダの特徴的な副作用として、
手足症候群..手掌や足底など皮膚の発赤、腫れ、かゆみ、
しびれ、ヒリヒリ・チクチク感、ただれ、皮がむける、
水ぶくれ、痛みとある。
吐き気などがなくて楽だとは言うものの、
始終手などを摩ったり、揉んだりしている姿を見るとかわいそうになる。

日曜日に、祖母の1周忌と祖父の13回忌の法要を行う。
それに父親が「参加したい」らしいと母が言う。
父親は「お母さんが、俺を連れて行きたいらしい」と言う。
私はそれぞれに「行く行かないは、本人に任せて。投薬治療中だし、
行くとしても無理するな」と言えば、
しろみが行くなと言っていると父親が母親に言い
「お父さん、本当は行きたいのよ」と言う。
本当にどっちでもいいんだよ私は。
頼むから、家族で三角関係みたいな真似はやめてくれ。

『めんどくさ・・・』

平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」

平日休みだったので、上野に薬師寺展を観にいってきました。

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開館直後に入場しましたが、すでにかなりの人。
1人だったので、今回は迷わず音声ガイドを借りました。

ちなみに、薬師寺には行ったことがありません。
なので、メインである日光・月光菩薩様にお会いするのも初めて。
初めてお会いする場所が、博物館というのも、なんですが。

入場していきなり、朱色の社殿が登場
「八幡三神立像」を展示される背景のセットだった。
これからどんな展示物が見られるのか、ワクワクしてきます。

展示物を見て回ると、個々かしこでハイビジョン映像がながれており、
薬師寺の四季折々の風景、展示物の紹介など、
短時間で分かりやすく紹介されており、人の流れのなかでも
ゆったりと観て回ることができました。
聖観音菩薩様が奥まった場所に立たれております。
薄暗いなか、ライトをほのかに浴びながら立たれているお姿は、
これまた美しく、こんなに身近に拝見できるのが、信じられません。
聖観音菩薩様も360度見て回れ、壁に映された影もお美しく、
失礼を承知で、その影に自分も重なってみました。
そのお隣に、緩やかなスロープがあり、その色も朱色になっています。
それを上り詰めると、壇のようになっており、
ほぼ、自分の真正面で、日光・月光菩薩様(高さ約3.17m)の
お顔を拝見することができます。

音声ガイドでは、薬師寺の声明「称名悔過」を1分ほど聞くことができます。
日光・月光菩薩立像の展示場所でこれをリピートしながら
拝見させていただきました。
日光・月光菩薩立像は、正面からのお姿もさることながら、
普段見ることが出来ない、背中がお美しいとの評判です。

壇を下り足元に近づき、そのお姿に驚嘆の声上げる人々。
皆さん、背面を見たくて、自然に回る流れができています。
正面から見る荘厳さとちがい、背面は簡素な装飾ではありますが、
衣のひだの作りといい、滑らかなお背中といい、本当に美しい菩薩様です。
滑らかな、そのお背中に触れてみたい衝動が・・・。

これだけの大きな立像を1度の鋳造で作られたと知り、
ますます奇跡だと思うのです。
人間の作りし物が神仏となる。不思議でなりません。
なんとも言えぬ、まさに観るというより対面を果たす思いです。
日光・月光菩薩様は、似ているようで、少しずつ違います。
日光菩薩様の方がふくよかで、月光菩薩様の方が細身です。
両菩薩様の間には、薬師如来様が居られるので、
その居るであろう位置に、自分が立ち、壁に寄りかかりながら
正面を見てみることにしました。
『普段どんな目線で見ているのだろうか』という俗物的な興味から。

壇に登ってこちらを見ている人垣、両菩薩を足元から眺める人々。
博物館に居られることで、拝む人がおりませんが、
薬師寺に行けば、全ての方が一心不乱に拝まれているでしょうから、
なんだか想像しただけで『すさまじい・・・。何千年も人々の願いを
一身に受けて、お疲れにはならないのだろうか』などと思ってみたり。

第二会場に移り、玄奘三蔵坐像や大般若経などがあります。
最後に吉祥天女画像が展示されています。
その絵はとても小さいものですが、その前に拡大したパネルで紹介されているので、
その細部まで丹念に描かれたものを実際に見、最後の最後まで
驚き、楽しむことができました。

ただ、お年を召されている方には、ちょっとお足元が暗すぎるかもしれません。

また時間が取れたら、両親を連れて行こうと思います。

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平成館と本館をつなぐ渡り廊下の休憩スポット。
ここから見るサクラを毎年楽しみにしております。
ただ、ちょっと寒い場所なのです。

盆栽のようなサクラ
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『そんな背中になりたい』

父親のFOLFOX4療法中止

午前中のこと仕事をしていると、入院中の父親から連絡が入った。
「先生が家族の人を交えてお話があるって言うから、来てくれない?」
窓の外のサクラがやけにキレイで、めまいがした。

8回目のFOLFOX4療法のはずだった。
FOLFOX=5-FU持続注入+アイソボリン+エルプラット(一般名オキサリプラチン)
ここ数回は、オキサリプラチンを投与後、
皮膚が赤くなったり薬疹がでるようになっていた。
最近見られる症状だったので、自分で観察しながら投与を続けていたところ、
頭皮が燃えるような感覚になり、しばらくして呼吸困難になったという。
すぐに看護師を呼び様子を見てもらうと、主治医が来て投与が中止されたそうだ。

「先生に普通じゃないから、もう今回は中止にしてください」と
父親が訴えたらしいが、実はオキサリプラチン特有の副作用で、
アナフィラキシーショックを起こしてしまったようだ。

アナフィラキシー:
特定の起因物質により生じた全身性のアレルギー反応を
アナフィラキシーと呼びます。
重症になると血圧低下を伴うアナフィラキシーショックという
危険な状態になり、死に至ることがあります。

明けて本日呼び出され、まず主治医から言われたことが、
「お父さんは、かなり我慢強い人で、ある程度のことなら黙って頑張って
治療を受けてきた人でしたが、今回はちょっと酷かったようです」
何を、どんな状況で説明されるのかと身構えた。

今回のアナフィラキシーショックを起こしてしまったことにより、
FOLFOX4療法はこれ以上できないということだった。
過去4回目くらいから、このような前兆はあったと先生に話したところ、
看護師のほうからも報告は受けており、
様子を見ながらの点滴であったが、今回の症状は今まで一番酷く
これ以上続けると、死に至ることもあるので・・・と説明をうけた。
FOLFOX4療法をしていると、平均的に8回目あたりで
アナフィラキシーショックを起こす患者さんが多いそうだ。
別の先生に言わせれば「7回目まで出来たのだから十分です」と
言われたそうだ。

次の治療方法として、点滴での48時間投与はできないので、
TS-1のときと同様、内服薬の「ゼローダ」を使いたいと説明を受けた。
ゼローダは体内に入ると肝臓や腫瘍内で代謝され、
抗がん効果を持つ5-FU(フルオロウラシル)になるそうで、
ゼローダの有効成分カペシタビンは、
体内に入ると肝臓や腫瘍内で代謝され5-FUに変わるというものらしい。
ゼローダそのものの抗がん効果はなく、
体内で5-FUに変換されて初めて抗がん薬として作用するそうです。
この薬の利点は、5-FUを直接服用するより、
下痢や嘔吐などの副作用を少なくすることができる点と、
腫瘍内での薬剤の濃度を高めることができるとのこと。

目立った副作用として説明されたのは、
最も注意すべき副作用は手足症候群と呼ばれるもので、
足の先や爪などが赤くなったり、色素沈着を起こしたりすると言うこと。
「かなり黒いなという印象を受けます」
「TS?1の服用時でも、色素沈着で黒くなりましたが、
今回は人から見ても明らかに、あれは普通じゃないなとわかるくらい
黒くなりますか?」と聞いたところ、
「これもやはり個人差ですから」と言われました。
ほかに、腫れて痛くなったり、水ぶくれ状態(水疱)になったり、
知覚過敏が起こることがあるそうです。

気持ちが悪いというのが少ないと聞いて安心して、脱毛は?と聞くと
それも無いといわれました。
そして「この薬は今までと比べると、値段も安いです」と・・・。
やはりその辺を気にする人が多いのですね。

普通、ゼローダは朝食後と夕食後の2回服用し、
21日間連続して服用し、7日間休むのを
1クールとするらしいが、父親の場合は、
14日連続服用、7日間休むのを10クール続けるそうだ。

今回CTを撮り、またその画像を見せて欲しいと頼んだが、
資料が手元になく、またみせてもらえず。
明日はMRIを撮るそうだ。

これで3週間に1回の2泊3日コースの入院治療は終わり、
また、外来治療となった。

ただ今回、悪い知らせばかりではなく、腫瘍マーカーの値も下がり、
現在は6.1なのだとか。
平均値などがよくわからないのと、最高値でどのくらいあったのか
しらないので、これがどれくらいよくなったのかわからないが、
後でまた調べてみたい。

腫瘍マーカー
CEAは5ng/ml未満、CA19?9は37未満は問題なし。

点滴治療はなくなったが、ポートは体内に残したままでいるそうだ。

『黙って頑張る人だから』

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