ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2008年02月

今日も元気です

今回の抗がん剤治療が酷かったので、
家に帰ってきても、具合が悪いだろうと覚悟をしていたのだが。

平熱に下がった翌日より快調になり、
昼間には散歩にいけるほどに回復していた。
それは自分でも驚いたようで、
「普通、調子が悪くて2日間くらいは寝通しなのにね」と。
身体が軽くて、日も暖かだったので、ちょっと行ったら
いつもの1時間ちょっとの散歩コースをこなすまでに。

「突然具合が悪くなったりするから、少しは大人しく・・・」と言っていたら
今日も「競馬?♪じゃなくて、お散歩ね」と
母と出かけて行き、5時間も帰ってこなかった。

家に帰ってきても、細々と動き
「少しは落ち着きなさい」と言ってしまうほどだ。

本人曰く「急に元気になって、突然ポックリ逝くんだよ」
誰それさんがそうだった・・・などと話すので
馬鹿言ってんじゃないよと母に怒られていた。

『まぁ、ボチボチ行きましょう』

6回目の抗がん剤治療終了

6回目の抗がん剤治療が終わりました。
当初の予定では、6回目に検査をして
抗がん剤の効き具合を確認し、使用を中止するか、継続するかの判断を下す
と言われていましたが、検査結果を聞かされることも無く、
次回7回目の入院日時を言われただけで帰ってきました。

治療1日目:
前回同様、皮膚が赤味をおび、痒みがあると言う。
その後、薬湿のような物ができて、担当医に診察していただく。
差し入れに持っていった、カフェ・ラテをほとんど飲む。
夕食後、発熱し3回ほど嘔吐する。

治療2日目:
熱がでても冷やすことが出来ず、(冷たいもの禁止)
水に塗らしたタオルでしのぐ。
2回目の5?FU 250?×2 の全開点滴を始める。
酷い嘔吐で続けられず、プリンペラン(吐き気止め)を同時に点滴して
その後、嘔吐が止まる。
食事をほとんど取ることができず、腹が減ったというものの
口に出来ず、とりあえず寝てやりすごす。

3日目:
吐き気はすっかりなくなるが、熱が下がらず。
昼食から、なんとか食べられるようになる。
帰宅後、両手の痺れが酷いと、手袋をして寝る。
夕食、茶碗半分ほどのお粥と肉じゃがを少し食べる。
解熱剤として、市販の鎮痛剤を飲ませる。

今朝になり、やっと平熱にもどりました。
発熱は副作用からくるものなので、あまり心配はしませんでしたが、
熱は苦しいので、大変そうでした。

抗がん剤治療中に、カフェインを取っても平気らしいです。
本当は内緒で差し入れたつもりだったのですが、看護師さんに聞いたら
「珈琲くらいなら平気ですよ」との答え。
珈琲くらいならって、くらいじゃないものを飲んじゃったりする人がいるんだ。

発熱と嘔吐に苦しんだ今回。
「解熱剤と吐き気止めを点滴できますよ」と言われたらしいが、
薬の切り替わり時に、吐き気が酷くなると父親が言い、
我慢していたらしいが、嘔吐が酷くなったときに、
私の自己判断でナースコールを押し、吐き気止めを点滴してもらった。
父親が抵抗したが「楽になるから」と宥め点滴を続行。
全開点滴の5-FUを少しだけ落としながら、プリンペランを同時点滴。
プリンペランが終わった後に、5?FUの全開点滴続行。
その後はすぐに嘔吐が止まった。

退院時に発熱が続くので、市販の鎮痛剤を飲んで解熱させてもいいか質問すると
「大丈夫」と言われたので、夕食後飲んで寝かせた。

抗がん剤時に飲んだり食べたりと、色々できるもので、
駄目もとで聞いてみるもんだなぁーと思いました。

今回、退院時にでも検査結果を話していただけると思いましたが、
何も回答を得られず。
気になって父親が聞くも「便が随分溜まっているようですね」との
回答のみで、転移した箇所の経過を聞くことが出来なかった。
父親が言うには「何か隠しているのでは?」らいしが・・・。
疑心暗鬼だな。

何事も無いように7回目の入院治療が始まるようだ。

『気張りやがれ』


運動不足なんじゃない?と上司に言われて

この週末、やることが目白押しだったはずなのだが、
まさか三日間、寝て過ごすことになろうとは・・・。

それは土曜日。
「今日こそは仕上げなければ」と母のロングベストの後処理をするため
針を持って、裾上げを始めようとした。
右の肩甲骨の下あたりに違和感があり、
『バンテ○ンでも塗ってみようか』と立ち上がり
父親に場所を聞いて手渡してもらい、部屋に帰る途中でうずくまった。
『息が、息が出来ない・・・』
肩甲骨の違和感が、激痛に変わって
息が出来ないわ、声が出ないわ。
『何が起こったんだ?筋が裏返ったような感覚が・・・』

母親が見かねて手を貸してくれたが、状況の説明が出来ない。
やっと背中の激痛を訴えるも、何したのかさっぱりわからない。

腹筋さえあれば多少の動きを制限されても、
動き回れると思ったが、大間違え。
腹筋も重要だが、背筋こそ大事じゃないか。
使った腹筋を支える物がないので、スカを食らった感じ。
寝ることも、起きることも出来ず、
亀がひっくり返って、足をバタバタとしている状態だ。

母が一言「将来1人になったら、誰も助けてくれないんだからね」と
叱咤され、亀の子になっている娘に追い討ちをかけたが、
痛みに声も出せず、涙を流し、鼻水まで垂らして
起きようとしている娘を見て、初めて「なんだかまずい・・・」と思ったらしく
やっと手を差し伸べ、手厚く看護してくれるようになった。

人間、涙と鼻水はセットで垂らすもんだ。
必死さが良く伝わるらしい。

湿布薬と鎮痛剤を飲み、二晩眠れぬ夜を過ごしたが、
月曜日、腹筋まで痛くなって、会社を休んだ。
たしか、私は週3回はジムに行っていたような気がしたのだが・・・。
なにを鍛えているんだか。

今日は仕事に復帰したが、相変わらず残像が残るほどの激鈍さ。
湿布薬の残り香を漂わせつつ、今週も頑張るのでした。

『誰が、歳には勝てないだ!』

十数年ぶりの味

飯田橋で働いている時に、会社の同僚とよく通っていた
ティーハウスタカノの支店。
週に3回は通っていた、紅茶専門店だ。
飯田橋の支店が閉店して、しばらくして自分の派遣先も移転してしまった。

そのころよく飲んでいた紅茶の味を、時々思い出しては
「飲みたいなぁー」と思っていたが、
本店が神保町あたりにあるとは聞いていたが、
神保町に用事があるわけでもなく、行く機会がまったく無かった。

が、ついにその機会が訪れた。
昨日観に行った、閣下の初監督映画を上映していた場所、
神保町花月のある通りにタカノがあったのだ。

上映後にお昼を食べて、その足でタカノへ行った。
飲みたかったのは、ティースカッシュとナッツミルクティー。
その当時、この2種類を飽きもせずに、繰り返しオーダーしていたっけ。

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ティースカッシュと抹茶シフォンケーキ


コースターを置かれただけで「そう、このコースター」
ティースカッシュを飲んだ途端「そう、この味、この味」
一気に、飯田橋で働いていた時代に戻ったようで、
目の前にいる友人も、その時の同僚なので、
「なんだか、これ飲んだら、昼休みが終わって仕事みたいだね」
とい言うと「本当だね」と友人も笑った。

たわいも無い話をするが、いつの間にかに
色々行った旅行の話や、コンサートの話し、昔の職場の話と
思い出話しばかりになってしまう。

「ナッツも飲んでいい?」と・・・。紅茶のおかわり。

472989c2.jpg

ナッツミルクティー


ミルクティーの上にホイップクリームが乗っていて
炒ったアーモンドスライスがトッピング。
甘あまなのだが、凄く美味しい。
カップもその当時と同じものだった。

キレイに飲み終わって、名残惜しそうにカップを覗きこんでいたら、
友人が一言「本当にナッツを残さないでキレイに飲むよね。」と。
友人曰く、いつもナッツだけが残ってしまい、上手く飲めないとか。

「昔っから、キレイにナッツを残さず飲んでいたよね」と言われ
なんか、そんなこと見ていたのか・・・と思わず変に照れた。

両隣の席に座っていた人が、3回も変わるくらい
長居してしまったが、またこの味を楽しみに、
近い内にまた行きたいなぁ。

『と閉店時に思って、早10数年』

コナ・ニシテ・フウ を観て来ました。

閣下の初監督作品の「コナ・ニシテ・フウ」を観てきました。
( 吉本所属の100組が自らメガホンを取り短編映画製作を行うというもの。)

閣下が映画を撮る題材として選んだのは、世仮のお父様のご葬儀の様子。
世仮の家族のことを描くということで、かなり驚いたのですが、
閣下のお父様が亡くなられた時のことはよく覚えていたので、
とても感慨深いものがありました。

ミサの舞台上で、お父様が亡くなられたことを話され、
私的なことで申し訳けないが、父親のために一曲唄わせてほしいと、
火の鳥 ?FIRE BIRD? を唄われた。

お父様の葬儀に関しては、何かの折に度々話にでて聞いてはいたが、
映像化されると「あぁ、閣下・・・」と涙目になった。

お父様が、会社の上司の葬式で、柏手を打ってしまったのは有名な話だが、
それほど、宗教行事に無関心なお父様。
その父親の葬儀を出すにあたって、無駄なことや、
世間一般的な仕来りを全て省き、
あくまでも「父親ならば、そうしたはずだ、父親が一番喜ぶことは」と
家族で考え、なんと言われようが、これが小暮家の葬式なんだと、
家族の思いを綴った映画になっていた。
とても微笑ましい場面、笑いがこみ上げる場面と進み、
いつの間にか涙目に。

亡くなってから初めて知る、父親の姿。
その思いに、今更ながらに涙するお姿。
そして時を経て、今また新たに父親を供養する家族の姿。
エンドロールが流れる中、一筋流れる私の涙。
家族の愛って凄い。
あの家族あっての、閣下なのだと・・・。

全てが終わり、同時上映の次の芸人さんの映画がすぐに始まったが、
閣下の映画の余韻を引きずり、しばらくして不意に、大粒の涙が流れた。
次の方には悪いが、まるで雑踏の中に投げ込まれ、
泣いているような気がした。

凄く寂しい、でも暖かい・・・。

できれば、落ち着いてまた観たい。
お願いだから、メイキングをつけて、
ディレクターズカットでDVDを出してくれと願うのでありました。

『高くても買うぞ』
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