ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2006年08月

秋風に吹かれて

先週のことでしょうか。
職場のビルから出たときに「あぁ、秋風が吹いてきた」と思ったのは。

本日も非常に暑いのですが、風は秋めいて来たような気がします。
迫りくる父親の再入院に向けて、色々準備し始めたのですが、
なんとなく、父親の元気がなくなってきました。
早く再手術して終わらせたい、でも辛い抗がん剤治療が始まる・・・
日が迫ってくるに付け、父親の表情が曇りがちです。

こんなとき家族として一番出来ることは
黙って見守るしかないということです。
本日母親と一緒に出勤してきたのですが、
母親の口からも、同じような言葉が出てきました。
あぁ、母親も同じことを感じているのねぇと思いました。

9月中旬くらいに会社の健康診断をうけるのですが、
書類に家族の病歴という欄があるのです。
ここに初めて父親の病歴欄に直腸癌と書き込まなければなりません。
ほんの1年前には書かなかったのに。
そういえば、今年始め頃に『今年の秋には京都へ行こう』
『いや、箱根がいいよ』なんていう話も出ていたのを思い出しました。

あの日から、1日1日無駄にすることなく過ごして行きたいと
思うようになったのに、
それでもやはり、日々なんとなく過ごしてしまうのが
もったいない気がします。

日々の積み重ねでしか、解決できないこともあるんですよね。

『さてさて・・・』


集まると怖い・・・

野菜嫌いの父親メニュー編

本日クラムチャウダーに挑戦。
今まで我が家では、こんなハイカラなメニューは出てきたことはありません。

野菜がたっぷり入っているのでよかろうと思い、
ネットからレシピを引っ張りだしていたのです。
そんなレシピ集が、クリアファイルにタンマリ入っています。
もちろん仕事が暇な時に検索して、プリントアウトしています。チュー

22f3716d.jpg


アサリの水缶も初めて使いましたが・・・
開けた途端、後ずさり。
だって、アサリが密集しているんですもん。
だめなんです。このくらい小さいもんが集まっているのを見るのが。

たとえば、しらすとか、むき海老とか、
一番苦手なのが、カップヌードルに入っている海老・・・。
苦手だから取り出して寄せ集めていると
食べ終わる頃には密集していて気持ちが悪い。

はっ、話がズレましたが、
今回もおいしく出来ました。
父親は出されたものはきちんと食べる人ですが、
果たして口にあっているのかどうか・・・。

「あれば、食べるよ。腹がへれば食べるよ」といのが口癖です。
まぁ、そのへんのことは判っているのですが落ち込み

『早く料理上手になりたぁーい』

不注意で

プルトップ式の缶詰を開けたときに、不注意で父親が親指を切った。

仕事から帰ってきたら、絆創膏をグルグル巻きにしていた父親。
どうしたのかと聞くと、プルトップ式の缶詰を開けていたら
ザックリと親指を切ってしまい、慌てて絆創膏をしたそうだ。
血がかなり出て、床を拭いて歩いたと言っていたが、
よく見ると、床に血の跡が残っていた。
かなり切ったと見え、消毒しようと絆創膏を剥がすと
かなり長く切ってしまったようだ。

父親の仕事柄、鉄板などでよく指を切ったり、
鉄板を落として爪を傷めたりなどしていたが、
いつも消毒をすることをしない人だった。

その傷口を消毒したりするのは、いつも私がやっていて慣れてはいたが、
久しぶりに見ると「ひょぇ・・・」とお尻の辺りがモゾモゾした。

お腹にあんなに大きな傷を持つようになった父親だが、
その傷口より、こんなに小さな切り傷で
「ひょぇ?」となるなんて、ちょっと自分で笑ってしまった。

母親も無事退院してきた。
安静にしていてと言われたのに、やはり家に帰ってくれば
チョコチョコと動き回っている。

まったくもって落ち着かない家族だよ、家はさ・・・・。

『にぎやか』

c92d0d45.jpg


おやつにじゃが芋餅のあんかけを作ってあげました。
じゃが芋をすりおろす方法でつくるより、
じゃが芋をふかして作る方がモチモチしておいしいですね。


母と父と雀

会社帰りに病院へ寄った。
母親がいるはずのベットが空だった。

しばらくすると大腸ポリープを取ったばかりの母親が
車椅子に乗せられて帰ってきた。
その姿は、以前の父親とまるっきり一緒だったので
すこし心配した。
しかし自分で立ち上がりベットに這い上がった。

「大丈夫?気持ち悪くない?」と聞くと
「取ったポリープ無くされちゃって、慌ててたよ」
(その後見つかったらしいが・・・)

熱と血圧を測りに来ていた看護婦さんと
楽しげに話しているので『もう和んでいるのか?』と
誰とでも気軽に話し始めるのは夫婦揃ってのことかと
笑いが込み上げてきた。

「お父さんに大丈夫だから、心配しないでって言って。
 水戸黄門見るから、帰っていいよ」と言われ
父の食事の支度もあるので、10分少々で退室した。

家に帰ると父親が楽しげに窓を覗いていた。
母親の話もそこそこに、何をしていたのかと聞くと
笑いながら、雀の話を始めた。

「雀にパン屑あげたんだよ。何回かに分けてさ。それでね・・・」と
指差す方を見ると、パンの欠片が網戸の手前にあった。
角材の上にパン屑をのせて、網戸ごしにパンが見えるように置いたあった。

「雀がさぁ、パンを食べようと来るだろ。でも網戸があって
こっちにこれなくてさ。首を伸ばして、あっちこっち行って
あれ?なんで?と首を傾げるんだよ。笑っちゃうねぇー」
と首をかしげながら、クックッと笑っているのだ。

「ちょっと、餌付けしておいて、それはないでしょうが!!」と
怒ると首をかしげて「あれ?って首かしげるんだよ雀がさ」といって
またクックッと笑う。

その後残りのパン屑を窓辺に撒いていると
また雀がやってきた。
すっかり、雀爺になっていた。

『雀のお宿』

a48bd795.jpg

角材と雀

焼酎漬けの米

椅子に座って外を眺めると
電線で休む雀と目があうような・・・。

父親はそれが楽しみであるようで、
私を呼び止めては嬉しそうに雀を指さす。

「エサでもまこうか。ここまでくるかなぁ」
「米でもまいておけば」と私が言うと
父親が昔話を始めた。

子供の頃に、焼酎に米を浸して、
その米を雀のエサとしてまいておくそうだ。
すると雀がきて、夢中になって食べている背後から
忍び寄り「わぁ!!」と言って脅かす。
ビックリした雀は、飛び立ちたくても、
そのころには焼酎が全身に回り酔払って、
よったてしまい、飛び立てない・・・。
その様子を見ては、腹を抱え笑い転げていたそうだ。

「娯楽がなかったからなぁー」と遠い目。

この罰当たりが。

話はかわって・・・
母親が25日に大腸ポリープを取るために入院する。
2つほどポリープがあるのだが、
そのうちの1つが平らなポリープだそうで、
これは悪性腫瘍、つまり後に癌化しやすいものらしく
取ってしまったほうがよいと判断されたらしい。

取った箇所がカサブタになり、ちょっと動きすぎたりすると
カサブタが剥がれ出血してしまうこともあるそうで、
大事をとって入院した方がよいという病院の判断。
父親の事がなかったら、母親も大腸検査なんかしなかったわけで、
危なかったのです。
母にも頑張ってほしいものです。
2人が落ち着いたら、次は私もやろうかと思っています。

父親の体重が49キロまでになりました。
「肛門の運動している?」と聞くと最近はサボリ気味らしい。
だめじゃないか!と喝を入れると

「学校だって夏休みで校門を閉めているんだ!
 そうそう開けたり閉めたりできるもんか!!」

ハイハイ。

『皆頑張れ、私も頑張る』


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