ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古 洋裁作品をUPしています。 他に旅行記や闘病記なども。

2004年03月

桜が咲いた。
友人宅にて桜鍋パーティーを開催。
パーティーなのに鍋・・・。

理由は簡単。
参加者全員が料理ベタなので、とりあえずぶち込んで煮れば
料理になるんじゃぁーとの理由からなのである。
それでも多少は作れる人種に属しているので
とりあえず鍋の準備を一手に引き受けることになる。
一人暮らしの友人宅は、とんでもなくロケーションがよい場所に
建っており、アパート横に桜並木があって
部屋からお花見が出来るのだ。
またベランダ下にも桜の木があるので、足元に桜が咲いているという
とってもロマンチックなお部屋なのだ。(たっ、たぶんね)
しかし残念ながらベランダ下の桜はまだ、つぼみのままだった。

台所仕事をしていると、目の前の窓から桜並木が見える。
近所の人達が上を見ながら、みんな笑顔で通り過ぎていく。
そのときに丁度見下ろしている自分と目が合うので、
つい会釈をしてしまい、そのたびに笑われるのだ。
天気もいいし、鍋料理も美味い!
なんと贅沢な時間なのだろうか。
何度も鍋にだし汁をいれ、3回目の鍋になる頃には、すっかり日も落ち、
街灯に照らされた桜が、これまた綺麗だった。
「夜桜だぁー、夜桜鍋だー」とひとしきり盛り上がりながら
最後にうどんを入れ、新撰組を見ながらおいしく食べました。

「楽しかったよね、またやろうよ」と友人達。
「そうだね」と答えると、
「窓を開ければ、まだまだ鍋やれるよね」とのお言葉。
おいおい、そろそろ料理を覚えようじゃないか。
と思いつつも「次は何鍋にしようか」と答える私。

『花よりお鍋』

桜が咲いた

桜が咲くと「なにかが出来そう」な気がするのは何故だろう。

昨日またまたロード・オブ・ザ・リングを観て来てしまった。
まだまだ観たい。一体何回観れば気が済むのか。
友人がシネマリザーブシートを取ってくれたので
余裕のご入場。最終日が近いのでまた混み始めたようだ。
指定席は2階席だったのでスピーカーが近いのか
えらい大音量だった。
また高さがあったので、空撮などの場面は迫力があった。
やはり何回観ても、同じところで泣き笑った。

今日は洋裁教室へ行った。
三年間、毎週ほとんど休まず通っていたが、
カリキュラムを終えたので、来月から月2回に減らす事にした。
休日が減ったこともあるが、自分でじっくり作る時間を
増やしたいと思ったのと、空いた日に色々な所へ行って
見聞きしたいとおもったので。

空いた時間に寝て過ごしているようなことが無いようにしたいものだ。
時間までも貧乏性のようだ。

『桜が咲いた。さてと・・・』

お奉行様に慣れろ

通常なら業界休み(笑)なのであるが、
正社員になったので、水曜日の業界休みがなくなってしまった。

4月1日からお奉行様の力を借りて
受発注をする事になり、その新システムを導入するため
朝からバタバタしていた。
インストールが完了して、インストラクターの先生が来て
お奉行様のなだめ方などを色々教わった。
通常ならば(トータルで)12時間くらいインストラクターの方が着いて
手取り足取り教えてくれるそうだが、その出張料金たるや
うん十万もするらしい。
もちろん、システム運用費だけでもべらぼうに高いので
お勉強時間を削られ、結局小一時間ほどになってしまった。

ものすごいペースで教えられ、なおかつものすごい睡魔に襲われ
返事をするのがやっとで、何をどうしたのかまるっきり覚えていない。
「ハイ。なるほど。ほぉー」と答えているのがやっと。
明日から通常業務のほか、マスター入力もしなければならない。
今日はとりあえず鋭気を養うために、とっとと帰ってきた。
まっ、頑張れば今の業務量の半分になるわけだし・・・。
『使いたきゃ慣れろ』だよな。
うん?

『お奉行様に袖の下』

大江戸骨董市

止らないやめられない、行かずにはいられない。
ないないづくしではあるが、収穫はあったのだ。

やってきました、第三日曜日。
有楽町で行われる、大江戸骨董市の開催日。
土曜日の雨で心配してしまったが、カーテンを開けると快晴であった。
早起きして、いそいそと出かける。
前回お勉強して、財布には千円札。大きめリュックとバック。
準備万端!電車に乗ること10分。(ココがお気に入り)
天気の割には以外に寒く「寒いですね」を挨拶に
ミツバチのように、着物があるところへ点々と移動。
前回見つけた格安のお店に直行。
店主さんにそれとなく、先月沢山買いました攻撃をしかけ、
一枚一枚見て回るも、格安の着物が見つからず・・・。
今回は厳選して持ってきたとのお言葉。
それでも3枚ほど購入。

次に二千円均一の山を発見。
先月見た赤い羽織を発見。
余りにも赤く若向な感じだったので
あきらめていたのだが、1ヵ月たってなにやら心変わりをしたらしく
いや、若作りをしたくなったのか、迷わずご購入。
人間1ヵ月もあれば、心境もかわるのねぇーと関心。
気がつけば、そこでも3着購入。

さすがに重たくなってきたので、
休憩しようと場所を探しながらも、目は泳いでいる。
すると、千円均一の山を発見。
黒地に赤い線で饅頭菊をあしらった、資生堂風(笑)の羽織を発見。
「可愛いぃー買いです。可愛いぃー買いです。」を連呼。

凍えた体を、紅茶で温め、またもや物色へ。
しかし財布も凍えて、なかなか紐が緩まない。
そこへ、先月も気になっていた着物と羽織のお姿が!!
一気に爆発。最後の夏目さんとお別れして、2着購入。
大好きなボルドー色の菊柄の羽織と、饅頭菊と狛犬の絵柄の着物地。
全部で9着も購入してしまいました。

そして重さにふと我に返り、空っぽになった財布に風穴が開いていた。

『来月は行かない・・・』

不思議な感覚

なんとか定時に仕事を終わらせ、友人が待つ渋谷へと急いだ。

携帯サイトで電車の到着時間を調べ、
友人にメールをしておくと、到着したドアの前に
友人が手をふって待っていた。(なんと便利な世の中)
そのまま乗り込み2人で三軒茶屋を目指した。
世田谷パブリックシアターで上演している
ワルプルギスの音楽劇『ファウスト』を観て来た。
原作はゲーテ、題名を聞いただけで、後ずさりしそうだが、
なんと言っても、筒井君が主演していると聞けば行かないわけがない。
そして、構成・演出が白井晃さんと聞けば(新撰組で清河八郎役の方)
やっぱり行かなければと思うのである。

ゲーテが原作と聞けば、きっと途中寝るに違いないと
思っていたのだが、なんのなんの。
ずるずると舞台に引き込まれていき、身を乗り出して
かぶりつきで観ているような気分になり、終わったあとには
友人と2人で「面白くないけど凄い面白い」と
意見があい大満足して帰った。

欲望を追い求めれば追い求めるほど
虚しさがつのる。
何処まで満たしても際限が無い。
欲望を満たしても、新しい欲望が生じてくる
それを欲望のバラドックスというらしい。

人間って本当不器用だ。だから悲しいけど面白いのかもしれない。

『時よ止れ、お前は美しい』ファウストより

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