ひねもすミシン

人生日々ぶつかり稽古

2004年02月

願ってもないチャンス

先週、友人からメールが届いた。
転職する気はない?とってもいい話なんだけど。
そのメールを境に、自問自答の日々が続いた。

以前派遣されていた大学病院にいる友人より、
病院で正社員として働く気はないかと誘いを受けた。
とある部署の補助員として働くのだ。
将来的保障は大きく、賃金もボーナスも多額だ。
しかし、仕事の内容は、例えて言うなら
ベルトコンベアーに乗せられたものを、組み立ててまた流す仕事なのだ。
話を聞いている最中に、そんな、その程度、あれくらいの仕事
という言葉を何度も聞くことになる。
今は定年間際の方がやられている仕事で、私が行けばその他の仕事もあるらしい。
また、一度職員として採用されれば、異動もあるので
とりあえずと勧められた。

仕事より、自分の生活を充実させたく、また思うところあり、
正社員を辞め、パートとして働き始めた。
今は、パートという立場がいかに厳しいかということも十分承知している。
そしてなによりも、(将来的に)今の仕事への限界を感じ
履歴書を出すことに決めた。

その前にきちんと所長にお話をしようと思い、場をもうけてもらった。
黙って履歴書をだし、面接に通ったから辞める、または不採用になったから
黙ってそのまま働き続けるということは、出来ないと思ったからだ。
将来的保障、今の仕事の話等、腹を割って話した。
黙って話を聞いてくれた後、自分も転職を繰り返し今があると
自分の話をしてくれ面接を受けることを勧めてくれた。

その後友人に会い、履歴書を渡すさいに、
仕事の内容など聞いて、上記のような内容だとわかった。

この数日、色々考えていた。

周りの人間が、バリバリ仕事をしている中、
仕事がなくて、虚ろに端末のモニターを眺め、
コピー取りで、一枚ずつ出てくる紙を無気力に眺めていた自分。
人を仲介しないと来ない仕事がどんなに辛いか。
ヘルパーとして雇われたら、どの部署に異動してもヘルパーだろう。

考えて気づいたことは、結構今の仕事が好きだったということ。
不平不満もあるが、黙っていても自分の仕事がある
仕事が向こうからくるといことが、なにより嬉しい。

仕事の一部に生活があるのでなく、生活の一部に仕事がある。
そんな生き方を選んだのをすっかり忘れてしまったようだ。

明日、担当者から面接日の連絡が来る。

『武士は食わねど高楊枝』

ウルフルってきました。

昨晩、初めてウルフルズのコンサートに行ってきました。
おかげで今日は元気です。

友人の幼馴染のYちゃん。
筋金入りのウルフルズファンです。
私設プロモーターをやっていて(笑)
「多くの人に、ウルフルズのコンサートを見てもらいたいの」と
券を譲ってくれた。
さっそく友人と、渋谷公会堂へ!
のはずが、近所のおいしいスープ屋さんへ行って
しっかりスープをご堪能。しかもデザートまでつけて
くっちゃべってましたら、開演ギリギリの時間。
慌てて会場へ向かいました。

リニューアル工事をしていたはずの渋公。
しかし中はぜんぜん変わっていない。
どこがリニューアルじゃ!と突っ込みながら開演を待つ。
聖飢魔IIの時に、散々世話になった思い入れありの場所でありながら、
しかし出てくるのは、ウルフルズ。
「うーん。やはりホールは沢山のアーティスが使うのね。」などと
当たり前のことを、いまさらながら思うのである。

コンサートはとても楽しかった。
やっぱりお約束の、掛け合い。お約束の振り付けなどがあり、
知っていたら、もっと楽しかったのだろう。
最近の曲はぜんぜん知らないが、知っている借金大王や、ダメなものはダメが
聴けたときには、久しぶりにハイテンションになりました。

トータスさんの唄も最高でしたねー。
バラード歌わせたら、かっこいいぃーく見え、
アップテンポな曲になると、どうもかっこいいの基準がズレているような。
「えぇ?それってかっこいいのぉー」と首を傾げたくなるよな場面が多数。
トータスさんが
「しるこー最高ーだぜぇー」を連発。
「しるこって何?」と友人に聞くも「しぶこうだよ、渋公」と笑われた。
だって「しるこ」って聞こえるんだもん。

ステージに熱狂しているファンの子たちが、かなりうらやましかった。

『法則:3日後の筋肉痛』

おまじないの言葉

その台詞は、まじないの言葉のようになった。

土曜日に観た『空想 万年サーカス団』の中で
主人公の村子(藤山直美)が言った台詞が、
今朝になって繰り返し繰り返し、私の頭の中でぐるぐるまわっている。

産まれてから30年、訳あって古井戸に閉じこめられていた村子。
不憫に思った、ばあやが助け出してくれて、
まともに歩けない、喋れない村子に、歩き方やしゃべり方を教えて
そっと逃がしてあげるところから、話は始まる。

ばあやが考えたすえ、村子をサーカス団にあずける。
そこで、猛獣使いとして雇われることになり、
団員達が、言葉の喋れない村子に、色々と言葉を教えてあげるのだ。

その中のとある一場面。

「分かったか村子?」
村子、うんと頷く。
「そういときは、ハイと言うんだ」

「ハイ!・・・ハイ、ハイ、言うときゃ間違いない・・・」

言葉を上手く喋れないはずの村子が、ぼそりと言う。
場内大爆笑の場面である。
きっと、ばあやが返事の仕方を教えたのだろうけど、
村子は、その後にばあやが言った言葉まで覚えてしまったようだ。

この「ハイ、ハイ、言うときゃ間違いない・・・」という言葉が
まるで、おまじないのようになってしまった。
仕事で「それは違う・・・」と言いたいときでも
「ハイ、ハイ、言うときゃ間違いない・・・」が頭の中で響き
「ハイ、分かりました」ととりあえず引き下がったりして。

この言葉、しばらくは鳴り響いているだろう。

『間違いない』

止らない

買いだしたら止らない

有楽町にある、東京国際フォーラムの広場では
第三日曜日になると、大江戸骨董市という
小さな骨董市が、昨年の9月から開かれるようになった。
行きたい、行きたいと思っていたが、
何かと用事があり、今日になって
やっと行くことができた。
神社などで行われる骨董市に比べれば
とても小規模なものだけれど、そこそこの出店数があり
それなりに楽しめました。
着物中心に店を見てまわり
そのうちの一店がとても格安の着物をそろえていた。
千円代の羽織が多数あり、
いくつか気に入って手に持っていると、
「それも買ってくれるなら、五百円でいいよ。それは千円でいいよ」と
どんどん値引きしてくれるので、気がついたら5着も買ってしまった。
色々着物のお話を聞かせてもらって、ますます色々欲しくなってしまい
次回も会えるようにと、後ろ髪を引いていてくれと頼み、
慌ててその場を去りました。

他にも色々な店を巡り、そろそろ帰りましょうかと駅に向かいましたが、
ちょっと疲れたので、甘いものを食べましょうと
交通会館の中にある、北海道プラザに寄り
花畑牧場のソフトクリームを食べました。
「うま?い」
ふと横を見ると「古着市開催」と看板があり
止めればいいのに、ふらりと立ち寄ってしまいました。
うず高く積まれた着物の前に『1980円 半額』の手書きの張り紙。
「1980円をさらに半額ですか?」と聞くと大きく頷く店員。
迷わず物色。
しかし、畳んであるものをひっくり返すのに気が引けて・・・。
きっと吊るしてあったら、もっと買っていただろう。
2着ほど選んでお買い上げ。

結局全部で7着もの羽織を買ってしまい、
それでも1枚あたり927円という快挙。
大満足の収穫だった。

『何か作るの?が挨拶の言葉だった』

偶然の出会い

偶然の出会い、それはトイレでおこった。

今日も洋裁教室へ行って来た。
頑張れば、今日でベストが完成するかもしれない。
しかし、午後の授業もそこそこに、
新橋演舞場へ芝居を見に行った。
完成したら、ベストをそのまま着ていこうと思っていたので、
なんともまぁー、酷い普段着で着てしまった。

忙しいといいつつも、芝居見物などをしている。
今日は、中村勘九朗さんと、藤山直美さんが出演している
『空想 万年サーカス団』という芝居を観てきた。
脚本は、あの映画監督の阪本順治さん。
以前、藤山直美さん主演の『顔』という映画を観て
面白い話を書く人だと思った。
今回始めて、舞台脚本を書くと知り、
藤山直美さんの役どころが、30年古井戸に閉じ込められていたと聞けば
観ないわけにはいかない。

開演10分前に、緞帳が上がった。
間違?と思いきや、舞台上で、サーカス小屋のテントを
張っている作業を見せているのだ。
おぉーと観ていたら、いつの間にか芝居は始まっていた。
このものすごい、わくわく感。
あっと言う間に一幕目が終わり、30分の休憩に。

食事にはまだ早いので、お土産売り場を巡り、
トイレも空きはじめたようなので、並んで待っていた。
すると、一人の女性が私の前でビタッ!っと立ち止まった。
その人を見ると、表情がきょとんとしていた。
そして次の瞬間2人して

『あぁー、どうしたのぉー!!』

そう、一番最初に働いていた大学病院の職場の人だった。
彼女も芝居好きで、一緒に歌舞伎など多数の舞台を観に行ったのだ。
そして遅れてきた、もう一人の方ともなつかしのご対面。

用を済ませると、2人がロビーで待っていてくれた。
実に三年ぶりのご対面。色々と話がはずんだ。
すると、もう一人私に声をかけてくれる人がいた。
懐かしい顔が三人並び、一様に、元気にしていたかと
気にかけてくれて、本当に嬉しかった。
みんな芝居好きで、良く誘ってくれたし、
その帰りに呑みに行って、よく盛り上がっていたものだ。
幕間という、つかの間の再会だったけど、
芝居好きだからこその再会だと、笑いあった。

肝心の舞台の方だが、終わり方があっけなかったが、
キーワードのいい台詞があり、
そして、人が舞台に立っているだけで絵になる
そんな終わり方だったのが印象的だった。

『幕開けはトイレだった』
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