4日ほど、仮退院してきた父親ですが、
この3日ほど、父親はまともに寝ていません。

睡眠薬を用いないと、いつまでもぐずぐずとしており辛いといいます。
睡眠薬を半分にして与えても眠りにつけません。
前はその量でも十分に寝ていました。

医者に判断されたわけではありませんが、
明らかに「せん妄」の症状が出ています。
しかしながら、だいたいの人が1週間ほどで治ると書いてありましたが、
父親の場合、かれこれ2週間たとうとしています。

夜中の0時頃になると、必ず何かを言いながらベットから起き上がります。
初日は「ここのテーブルに何を作っておいてくれたの?何作ったの?」と
テーブルの上に置かれた、ペットボトルとコップが無造作に置かれたのが
気になるようです。

「何も(料理は)作っていないよ。ペットボトルが気になるの?」と
ペットボトルとコップを片付けました。
すると安心したのか「俺また、徘徊している。おかしくなっている。またやった」と
小さい子供が話すように言います。
「あのね、あのね、お母さん、あのこれね」と子供が興奮してしゃべるように。

ベットに誘導して、体をさすりながら
「ここは家だよ。安心して大丈夫」と安心させてベットに横にならせました。

2日目は、部屋の電気をつけたり消したりするので、
その都度起きて安心するように言いましたが、いい加減こちらも
眠くなってきたので寝てしまい、後は気がつきませんでした。

3日目は父親のベットから、母親のベットに場所を変えて
母親とその側で寝ることにしました。
気が着くと部屋の電気がついており、起きると

「呼んでも誰も来ない。病院の他の人は何処?みんな何処に行っちゃった?
○○が側にいた。あれは何処に行った?」と
甥っ子が側にいたらしく、しきりに名前を連呼します。

父親をベットに座らせて、頭を抱いて
「お父さん、大丈夫。ベットの場所変わってびっくりしたね。
ここはお家で、お母さんのベットだよ。場所は変わったけどお家だからね」と言うと

「なんで・・・なんで、こんなになっちゃったかなぁー。なんでかなぁー。
またボケちゃった。ボケちゃったぁー。なんでこんなことになっちゃった?」と
繰り返し言います。

それでも寝かしつけましたが、母親も気がついて起きてきました。
何とか寝かしつけましたが、
その後も、何回も起きて寝付けない様子だったとのこと。

私は疲れ果てて、その1回しか目が覚めなかった、薄情者でした。
翌朝「これ以上続いたら、こっちの身が持たない」とぽそりという母親。

思った以上に辛いですね。
病院に戻ったら、また環境が変わるので、夜に騒ぐと思います。

一度、先生とも相談してみなければなりませんが・・・。
父親の体力が心配です。

『一難去って、また一難』