劇団新感線のチケットが取れなくて、取れなくて。
今回もどうせ駄目なんだろと?と、やけっぱちでエントリーしたら
取れちゃった「五右衛門ロック」やったー。

というわけで、新宿コマ劇場で上演中の
劇団新感線RXの五右衛門ロックを観てきた。
コマ劇場は初めて入ったが、思ったより、なかなかいい劇場でした。
しかしながら取り壊しが決まっているのだとか。
もったいない。こんないい劇場なのに。
と、周りを見渡し、天井を見上げたとき、天井の塗装?が剥がれ落ち
ベロベロにめくりあがり、ものすんごい、ボロボロ感が・・・。
「まぁ、仕方ないか」

久々の新感線テイストを感じながら、
相変わらず見せる事に関しては、ツボを心得ていて、
落としどころと、決め所のメリハリがよく、見ていてちっともあきません。

北大路欣也さんが出てくると、舞台上がピリッとし、台詞を言うたびに
「今見ているのは、シェークスピアだったか?」というくらい、
格の違いを見せられた思いです。
しかし、俳優たるもの多才でなければ生き残れませんと思わせてくれるのが
森山未來くんですね。唄うは、踊るは、タップは踏むは・・・。

五右衛門ロックは、江戸版ルパン三世でしたが、こんなにもド派手にやっても
嫌味がなく、かっこよさと、爽快感を存分に味あわせてくれる集団は他にはないなぁーと
思うのであり、何故か観終わると
「やってやろーじゃん」と(何を?)前向きになるのです。
まぁー感化されやすいこと。

芝居が終わり、そのまま真向かいの映画館へ移動。
「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」を鑑賞するためにチケットを購入。
最新デジタル技術を駆使して新作の3DCGカットやデジタルエフェクト処理を加えた・・・・
等といわれても、まったく判らないが、とにかくこの作品をスクリーンで観たかったのだ。
そして、人形使いの吹き替えを榊原良子さんが新しく担当されたと知り
興味があったので・・・。
で、感想ですが、別に前のままでもいいよ。3DCGにしてなくても別にいいよ。
背景的に使用するのはいいけど、冒頭の素子のシーンや
海に潜るシーンだけ、とってつけたようなゲームチックに見えてしまい違和感だけでしたけど。
そして、人形使いの声が女性に変わったら・・・。
意味合いが違ってくるような気がするんですが。
人形使いが男性の声のときは、融合というのがしっくりきましたが、
女性の声だと、融合というより、結合的な感じを受けるのです。
とまぁ、DVDで何回も観た作品なのに、何回観ても飽きない不思議な作品です。
鑑賞のハシゴをして楽しく過ごした、休日なのでした。

『休日という名の義務』