本日は平日休みだったので、父親の診察に同行しました。
色々先生とお話が出来て良かったです。

今月末で、手術より2年が経ちます。
今回は腰・腹・胸の三ヶ所のCTを撮りました。

診察室に入り、先生が画像を見せてくれ、
「前回と同じで、なんら変わりはありませんよ。
前回採血した結果も(腫瘍マーカー)限りなく正常値に近いです」

安堵感が漂った中、先生に父親の足を見せながら、
手足症候群であるか?と質問し、
「まぎれもないですね・・・。酷いな・・・」とのお言葉。

「最初は肉刺の状態で水泡になり、その中に血を混ぜたような感じで、
それがしばらくして固まって来て、このように赤黒く硬いものになりました。」と説明。
それが今では足の指に4ヶ所もできました。

「1回5錠にしてからですか?」と聞かれたので、
「3錠の時は、痺れもなく普通でした。
4錠になってからは、痺れが酷くなってきたと言われ、
5錠になってから、水泡が出来、掌に赤みがおび、指先にひび割れが見えてきました。
最後の1週間は、足の平も赤みをおび、薄い黒い斑点が出てきました」と
説明しました。

「FOLFOXを止めてからも、痺れは続いていますか?」という先生の質問に
「ゼローダを飲み始めてからのほうが酷いです」と父親が答えました。
先生は「そうですか・・・」としばし考え込んでおられました。

出来れば、1ヵ月くらい休ませてあげたいと思っていたのですが、
色々話し合った結果、1回5錠(朝晩で1日10錠)から、
1回3錠(朝晩で1日6錠)に減らして、
様子を見ながら、4錠に増やしましょう。ということになった。
最低でも4錠は飲ませたいらしい。

その後、手足症候群にビタメジン以外の薬はないかと
聞いたところ、足の平に「ウレパールクリーム10%」と
掌に「ヒルドイドソフト25g」、ひび割れや、赤み腫れが酷い時に
「リンデロン-VG軟膏」が処方されました。

その間、先生に手足症候群の酷い場合はどのようになるのか
質問をしたところ、小冊子を見せてくれて、
手足症候群の主な症例の写真を見せていただきました。
前回も見せていただきましたが、今回はもう少し詳しいもので、
ちょっと目をそらしたくなるような写真もありました。


爪が原型をとどめないほど、変形していたり、
足の平が、ひび割れ、ウロコのような状態になっていたり、
皮膚がひび割れ、盛り上がってしまっているような
そんな写真ばかりでした。
父親のような、血豆の後のような写真は載っておりませんでした。

丁度、若手の先生がお見えになり、
「いい機会だから、見せていただきなさい」と
父親の足を教材として、お勉強会に。

話には聞いていたけれど、見るのは初めてだと
若手の先生は言い、大変勉強になりましたと、
父親に、深々と頭を下げておられました。

父、何故か得意げ。

とりあえず、飲むタイミングを、更に1週間遅らせて、
中2週間休み、その後、3錠ずつ飲みながら、
朝晩、軟膏類を皮膚に擦りこむことになりました。

ひとまず、この1週間は休めるので、
体力回復に向けて、また頑張りましょうと
道すがら、寄り道しながらゆっくりと帰ってきました。

『擦り込め』