父親の直腸癌をきっかけに
一度人間ドッグで身体の総点検をしてみようと思った。

病院の人間ドックの予約がなかなか取れず、
3回に分けて検査することになり、
本日オプションでつけた大腸内視鏡検査をしてきた。

ブログなどで調べてみると、とにかく痛いだの辛いだの。
ここで、事細かに色々と書いてみるので、
これから経験する方に、少しでも役に立てばと思う。

病院によっては検査前日に、内視鏡用の検査食がでるところもありますが、
自分が受けた病院は出ませんでした。

自分の場合は、
朝:ロールパンと紅茶
昼:カステラ、ポタージュスープ、ゼリー
夜:お粥、ポタージュスープ を食べました。
夜の薬として「ソルダナ3錠」(緩下剤)

お腹がゴロゴロするだけで、あとは普通に寝ました。
翌日、朝食抜きで、家を出る前に胃薬の「プリンペラン2錠」を飲みました。
(朝は普通に便通あり)
自分の行った病院は健診センターという病院とは別棟にあるところでしたので、
一般患者さんとは別だったので、とても落ち着いて検診を受けることができました。

まず、看護師さんと問診の受け答え。
次に内科医による診察、触診されました・・・。

次にマグコロールPという1800mlもある下剤を飲みます。(腸内洗浄)
最初にコップ2杯を飲み、後は10分おきにコップ1杯。
スポーツドリンクをもっと甘くしたような感じの味で、最初はゴクゴク飲めましたが、
後半はとても飲むのが辛かったです。
薬を飲んだ後、口をゆすぐ(すすぐ?)感覚で水を一口飲みました。
(ペットボトルを持ち込んで行きました)
20分くらいしてから「お腹は痛くないけど、トイレに行ったほうがよさそう」
と思い、トイレに行って座った途端、もようしていました。
便の様子を写真で見せられ、自分の便の状態を記録していきます。
2回目もお腹が痛くなることはなく「そろそろ座っておく?」と身体が言い
行って座ると・・・水です。驚くことに水が出てきます。
まるでミルク飲み人形のように、ドドッと水が。(笑えます)
9:35に飲み始め、10:50には洗浄完了。
普段、便秘等しないので、ことのほか早く腸内がキレイになったそうです。
最後に看護師さんに、出したものを確認してもらい、OKを頂きます。
下痢をしたときみたいに、お腹がシブシブする感じはまるでありません。
案外すんなり洗浄が終わります。

それからしばらく待たされて、いよいよ内視鏡検査室へ。
お尻に穴が空いたパンツを履かされているので、そのままベットへ。
内視鏡を見ると結構太いです。人差し指くらいはあったでしょうか。
『ちょっと・・・あれ太いよ』
鎮静剤を血管内注射され(点滴でした)
「横を向いて、膝を抱えるようにしてください」と言われたあたりで
すでに始まっていました。
「あれ?もう入れたの?」って感覚です。

「痛い・・・・」って感覚は余り無く、
お腹の中を這うような感覚もなく、目の前のモニターに釘付け。
よくS状結腸あたりで、大腸が曲がっているので、
そこに来るとお腹を突かれているようで、とても痛いといいますが、
それもまるでなし。
盲腸あたりで引き抜き始め、最後「肛門の裏にあたりますね」と
言われたところはちょっとだけ痛かったですが、
最初にやった触診の方がよっぽど痛かったです。

すぐに腸内の写真を見せてくださり、きれいな腸だと言われました。
身内に直腸癌の患者が居るのなら、
今後は3年間隔で検査をして、50歳を過ぎたら毎年やるようにと言われました。

鎮静剤を緩和する薬も注射されたようで、ふらふらしながら別室で
30分から1時間仮眠を取るように案内されました。
リフレクソロジーをするときに使う、あの大きな椅子に寝かされ
ウトウトと眠りました。

大腸内視鏡検査で、何が辛かったか。
それは下剤を飲むことが一番辛かったですね。1800mlは結構あります。
何が痛い?と言ったら、鎮静剤の点滴針でしょうか。
内視鏡を入れるより、触診の指の方が痛かったです。

女性の場合、生理前だと子宮が大きくなり痛みを伴うこともあるそうです。
「ちょっと大変だよね・・・」と先生。
看護師さんのアドバイスとして、下剤を飲んで腸を空にすると
腸内の良い菌も流れてしまうので、乳酸菌などお腹にいい飲み物やヨーグルトを
食べて補充しておくといいですよと言われました。
早速帰りにラブレを買って飲みました。

健診センターへ予約電話をしたときも、とてもよい応対でしたが、
実際行って、看護師さんや受付けの方の対応がとても親切で
途中、かなり待たされたときなど、キャンディーとお茶を持ってきてくれたり、
皆さん気を使って、話しかけてくれたりしたので安心して受けることが出来ました。

来月は、基本検査と乳ガン、子宮ガン検診をします。
ちょっと乳ガン検診では気になることがあるので、よく調べてもらいたいと思います。
6月は、恐怖の胃カメラです。

『お腹がペッタンコ』