抗がん剤のTS?1を処方してもらったときに、
抗がん剤服用時の記録手帳を頂きました。

処方された日付を書き込み、日付の下に飲んだ数を記入します。
父親は2錠ずつ飲むので、朝晩2と書き込むのです。
ページの下には、副作用別に番号が振られており、もしそのような症状が現れたら、
飲んだ数字の下に、その番号を記入するようになっています。

最初はこの記録帳が面倒だったのですが、
回を重ねるごとに、とても助かる存在となっています。
どのくらいで、副作用が出始めるのか、中間になると、このような副作用が必ずでる、
最後の1週間くらいになると・・・と目安になるのです。

5回も治療を続けていると、2,3日のズレはあるものの、
大体同じ症状がでます。

父親は必死なので、体が辛かったりすると、
「なんだろう、どうしたんだろう」と悩むのですが、
記録帳を見ると、やはり同じ頃に、同じような副作用が出ています。
それを父親に報告すると、納得して安心するのです。

普通の体では無くなって、抗がん剤治療までしているんだから、
体が辛くてあたりまえだとは言わず、
そのつど、父親に今はこの時期だから、前回もこんな症状があったんだよと
話し掛けています。

もしこれから、がん治療や抗がん剤治療をされる方がおられましたら、
是非、走り書きでもいいですから、日々のメモをとることを
記録をとられることをおすすめします。

『記憶より、記録』