姑獲鳥の夏と伊東四朗一座を一遍に観るという贅沢な一日だった。

友人も平日休みということで、伊藤さんの舞台を観に行く前に
姑獲鳥の夏を一緒に観にいった。
京極夏彦さんの原作を読んだわけじゃないが、
彼のファンである、別の友人らに「是非観にいったほうがよい」と
公開前から言われており「ならばいってみるかい」と思ったのである。
原作を読んでいないと訳がわからないという意見が大半らしいが、
そんなことはなく、十分楽しめたのである。

カメラワークがとてもおもしろく、また、突然スポットライトがあたったり
舞台的要素も多く、自分的には大満足の作品であったのだが・・・。
果たして、原作を読んだ彼女らの意見はどうなのかな。

さて、最近の映画で流行っている言葉がある。
『映像化不可能といわれた』である。
今回の姑獲鳥の夏もそうだが、
予告で流れてきたものも『映像化不可能といわれた』という宣伝文句を言っていた。
不可のというものは無い!
原作者は、色々場面を想像し物語を書いている訳なので、
映像不可能なことは絶対にないと思うのだが。
ただ、映像を撮る人間が作者本人じゃない、あたりが痛いだけで・・・
それを映像不可能って言うのか???そういう能力がないと?

人間、出来ないことは想像しないそうだ。

映画館を後にすぐに次の待ち合わせ場所へ。
もう一人合流して3人で劇場へ。
売店で販売していた 『ニン!』と書かれたTシャツに異様に盛り上がる。
結構欲しかったかも。
四郎さんのボケ役が見事で、本人が頑張れば頑張るほど
空回りするあたり、涙を流しながら観ていました。
ハプニングも笑いに変えてしまうあたり、さすがだと思います。
あぁー楽しい一日だった。

『恐怖と笑いのダブルヘッダー』