1ヶ月ちょっとぶりに、やっと日本刺繍の教室へ行けた。
やはり月曜日は、なにかと忙しい・・・。

所長が土曜日から月曜日まで、関西方面へ出張へ行っているので、
トラブルがあっても、なるべく自分で対処しなければならない。
それでも土曜日はなんなくこなし、さて月曜日さえと思っていたら、
事務所のドアを開けたとたん、待ってましたとばかり
次から次へと、トラブルが舞い込んできた。

といっても、自分が忙しいので、トラブルとしか思えなかったのかもしれないが、
気が付けば、仕事しながらお弁当を食べた以外、1つも休む暇がなかった。
『あのなぁー人に託せば、それでお役ご免だと思っているんじゃないよぉー』
と心の声で叫び、頭を何度も掻きむしった。
客も客なら、本社も本社だ!

などと、ストレスの塊と化したまま、刺繍の教室へ。

今日は一番面積の広い菊を刺した。
色はいつも特に決めていなかったが、なんとなくいい感じの色を
その場で決めて刺していく。

そして、刺し終わって少し離して全体を見てみると・・・。
菊が・・・病んでいた。
もぉ菊の顔色が悪い、悪い。
ふと、隣の縁取りしただけの菊がもう一輪。
それは明っかるいオレンジと、これまた明っかるい花弁の色は黄緑!
これはたしか・・・

「あぁ・・・ぉぉおぉそぉだ。これは日曜日に刺したんだ」

全体的に見てみれば、病んでいる色と、明っかるい色に分けられる。
明るい色は、前日の日曜日に慌てて刺したものばかり・・・。

あぁなんて

『分かりやすい、バカ正直な私』