2週間ぶりに、洋裁教室へ行った。
やっぱり楽しかった。

高校の時、(就職するための)履歴書の資格の欄に
記入できるものがあまりなかったので、
高校3年にして、小学生の子供達に混ざり、
珠算教室へ通い、1年かかって3級を取得した。
先生に無謀だと言われながらも、半べそをかきながら通った。

ワープロさえ、満足に使えなかったのに、
コンピューター関係の人材派遣会社に就職した。
ブラインドタッチも出来ずに、新人研修では最後まで取り残されて、
一番最後に派遣先に配属された。
大学病院の医事課に配属され「分かった方が何かと良いかも」
と無謀にも、医療事務の資格を取る為に医療事務系の学校へ通い出だす。

その後、パソコンを触ったことも無いのに、某大手電気メーカーに配属される。
なんて無謀な派遣会社だろうか。
マニュアル片手に、勉強しながら作業する日々を送る。

針さえ持ったことが無いのに、何を勘違いしたのか
無謀にも洋裁教室へ通いだす。
「真っ直ぐ縫うだけなら、私にもできるだろう」
(このばか者が)

仕事そのものが嫌になり、再就職のあても無く、
無謀にも、「どうにかなるだろう」の一言であっさり退職する。

無謀なことはこれに尽きず、結局のところ
行き当たりばったりの考えなしの性格らしい。
やらないより、やったほうがマシと考える性格なのかもしれない。
そしてつい、また無謀にも・・・。

5月から日本刺繍を習うことにした。
しかも、月曜日の夜間部でだ。
仕事が一番忙しいのが月曜日と金曜日と分かっているのに、
「まぁ、なんとかなるでしょう。行こうと思えば仕事も頑張るだろうし」
なんて安易な結論をだし、今日、受講の申し込みをしてきた。
月曜日は毎回残業で、7時近くまでやっているというのに。
この「大丈夫」という自信はどっからでてくるのだろうか。
自分で言うのもなんだが、やはりこの判断は無謀である。

ブラウスに刺繍が出来たらいいよね?。
無地の生地で作って刺繍すれば、柄あわせで悩まなくていいから
いいよねー。

まったくのばか者である。
さてさてどうなることやら。

『お稽古貧乏真っ只中』